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    新装版『華胥の幽夢』十二国記/小野不由美

    発売から3日経ってしまいましたが、読み終えたので感想です。

    今回は短編集。
    内容は以前と変わらず、挿絵の代わりに各話に扉絵が付きました。

    <簡単なあらすじ>
    「冬栄」
    泰麒が漣国を訪れる話。
    自分が麒麟として何もできないことで悩む泰麒と、廉王の交流がメイン。
    戴のいろんな人が出てくるのや、『風の万里〜』でちらっとしか出ていなかった廉麟が出てくるのが見どころ。
    扉絵は戴主従と漣主従。

    「乗月」
    芳の仮朝を支える月渓のもとに、景王の使者が来る。
    どうしても仮王の座につこうとしない月渓の、峯王への思い。
    月渓と使者との会話など。
    慶国官吏の外向きの顔が見れるのがよい。
    扉絵は月渓、かな?

    「書簡」
    楽俊と陽子の文通。
    それぞれ新しい場所で、がんばってるよ、という話。
    雁の大学の様子が知れておもしろい。
    扉絵は楽俊。最近ずいぶんかわいくなりましたね。

    「華胥」
    短編集のメイン。
    正道を求め続けているにも関わらず、沈もうとしている才国の話。
    なぜ国が沈むのか、国の理想とはなんなのか、という話でもあるけれど、
    最後までもやもやした闇が晴れない感じが、なんとも重いですね。
    『丕緒〜』に通じる暗さがあります。
    扉絵は、才主従と栄祝、朱夏、青喜かな?…青喜ってこんなん…?

    「帰山」
    利広と風漢が、沈みかけている柳でたまたま出会って、国について語る話。
    十二国の王朝の総まとめっぽい感じで、この世界を俯瞰で見れる感じ。
    最後の宗一家が和む。
    扉絵は利広と風漢。

    <あらすじここまで>

    『丕緒〜』とは反対に、国の中枢を成す人々の会話がメインです。
    読者としても、別のところで読んだ人たちのことが、端々に出てくるので楽しいです。
    とはいえ、『丕緒〜』で描かれていた人たち同様、偉い人たちもいろいろ悩んだり考えたりしているんだね、というのがわかるので、この2冊の対は面白いですね。

    続きを読むから、ネタバレを含んだ感想になります。



    JUGEMテーマ:小説全般
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      『フェルマーの最終定理』サイモン・シン

      ふつうの記事を書くのが数か月ぶりです(^^;)
      もうすぐ1年が終わりますが、みなさまいい本読んでますか?

      今日ようやく読み終わったのが、『フェルマーの最終定理 ピュタゴラスに始まりワ、ワイルズが証明するまで』という本です。
      書店で見かけて、とりあえず図書館で借りて読んだのですが、これが大当たりでした!
      脳みそギュンギュン使いながら読んだ感じです、久しぶりに。

      もともとの副題は、「358年間、世界中の偉大な頭脳を縛り続けた、謎についての話」。
      358年!
      それだけ長い間、どんな頭脳明晰な研究者が取り組んでも解けなかった謎が存在する、というだけでも、わくわくしますね。

      「フェルマーの最終定理」とは、17世紀のフェルマーという数学者が本の余白に書き込んだ、証明のない“定理”です。
      その証明を求めて、多くの数学者が情熱を燃やしてきました。
      その過程で、数学の新たな発見や発展につながるも、証明はなされないままでした。

      それがようやく証明された!
      ということで、イギリスのBBCが証明したワイルズという数学者のドキュメンタリーを作ったそうで、それを基にしたのがこの本です。
      ひとりの人が、人生を懸けて取り組んだ難問中の難問。
      初めての出会いで虜にされてから、ついに証明するまでの孤独な戦いと、この証明に至るまでにかかわった数世紀にわたる数学者たちの歴史が、一つになって語られています。
      数学が苦手な読者でも楽しめるようにと配慮されているので、難しすぎるということはありません。

      でもやっぱり、数学っていいな楽しいな!と思わせてくれる1冊でした。

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      イギリス 数学 ノンフィクション フェルマーの最終定理 サイモン・シン 新潮社
       
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        Book Challenge 11月経過

        とても久しぶりで申し訳ありませんー。
        とりあえず、11月までのBook Challengeまとめますね!
        >あ、新しいブログの方もよろしくお願いします!「Library はじめの一行で本に出会う

        11月までで86冊読み終わっていたみたいです。
        というか、12月に14冊とかムリかもー!
        現時点で、実用書はいれていないのですが、これはいれてしまってもいいかな…?
        うん、読んでるしね。
        あとから追加します。

        AtoZのほうは、この数か月で2つか3つしか増えていません。
        正直なところ、今年中に完成は無理ですね(笑)
        A: Hiro Arikawa(有川浩)、『植物図鑑』(2013/1/14) 
        B: Margaret Wise Brown, "The Run Away Bunny" (2013/4/18) 
        C: Karel Capec(カレル・チャペック)、『イギリスだより』(2013/11/10)
        D: 
        E: Hiroshi Eguchi etal(江口宏志他)、『本屋さんの仕事』(2013/9/25)
        F: Yoshiyuki Fujieda(藤枝義之)、『見て学ぶアメリカ文化とイギリス文化 映画で教養を磨く』(2013/2/20)
        G: 
        H: Nozomu Hayashi (林望)、『イギリス観察辞典』(2013/1/12) 
        I: Masako Ito(伊藤まさこ)、『雑食よみ』(2013/1/8) 
        J: Henry James, "Daisy Miller" 『デイジー・ミラー』(2013/2/28) 
        K: Akiko Kumai (熊井明子)、『シェイクスピアに出会う旅』(2013/1/23) 
        L: C.S.Lewis, "The Last Battle" (2013/6/19) 
        M: Erin Morgenstern, 『夜のサーカス』"The Night Circus" (2013/1/7) 
        N: Akira Nagae(永江朗)『広辞苑の中の掘り出し日本語』(2013/4/5) 
        O: Noriko Ochi(越智典子)『ピリカ、おかあさんへの旅』(2013/1/24) 
        P: Philip Pullman, 『神秘の短剣』"The Subtle Knife" (2013/1/15) 
        Q: 
        R: 
        S: Takemi Sasamori(笹森建美)、『武士道とキリスト教』(2013/3/12) 
        T: Masaaki Takeuchi(竹内政明)、『「編集手帳」の文章術』(2013/3/9) 
        U: Itsuki Uchida(内田樹)『街場の読書論』(2013/4/30) 
        V: 
        W: 
        X: 
        Y: Steven Young (薄井ゆうじ), 『本の虫』"The Book Worm"(2013/1/27) 
        Z:
         ※ブログに記事があるものはリンク張ってあります。

        さてさて12月、すこしでも多く読めますように!
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        JUGEMテーマ:Book review
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          新しいブログ始めました

          2か月近くほっぽっておいて、大変申し訳ないです…。
          そうこうしている間に、とても寒くなりましたね。

          こちらのブログももちろん続けるのですが、ちょっとしてみたいことがあって、別ブログを作りました!

          Linebrary ―はじめの一行で 本と出合う

          本の書き出しの一行だけで、気になる本を選べるようなブログになる予定です。
          まだコンテンツは少ないですが、ぜひご覧ください。



          JUGEMテーマ:Book review
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            新装版『図南の翼』十二国記/小野不由美

             新装版『図南の翼』の発売日でした!
            朝買ってばーっと読んだので、感想などを…

            新装版も、いつの間にか半分を越えました。
            新作長編まで、あと半年くらいでしょうか。
            楽しみです。


            ますはいつも通り、多少のネタバレを含むあらすじから。
            ネタバレ満載の感想は、続きを読むからです。


            <あらすじ>
            王を失って27年たつ恭国は、荒廃が進んでいた。
            麒麟に選ばれるはずの王はいまだいなく、大人たちはただただ王の不在を嘆く。
            豪商の娘・珠晶は、そんな現状に腹を立て、昇山すべく黄海へ向かう。

            12歳の少女の一人旅は困難を極めた。
            騎獣を連れていては宿に泊まれず、困っているところで、おだやかそうな青年・利広に出会う。
            高価な騎獣を連れた利広は、珠晶が昇山するのだというと、宿に泊まれるよう助けてくれる。
            どうにかして黄海の手前の街・乾にたどり着くと、珠晶は黄海で妖獣を捕えることを生業としている、朱氏の頑丘にであい、彼を護衛として雇う。
            頑丘は、小さな子供が昇山するという無謀に呆れてやめさせようとするが、珠晶に言い負かされて、護衛をすることになる。

            年に4回だけ開く、黄海への扉が開かれると、昇山の人間とその護衛たちは、一斉に黄海へ足を踏み入れた。
            黄海は神にも見捨てられた地、妖魔が跋扈する場所だ。
            唯一、黄海を行く者を守ってくれるという犬狼真君の像を拝み、人々は黄海を進んでいった。

            黄海に入った最初の日、珠晶は利広と再会する。
            利広は昇山者ではないが、珠晶と一緒に行くという。
            素人が加わることに頑丘は難色を示すが、利広も腕に覚えがあるというので、一緒に行くことになる。

            数日間、旅は何の問題もなく進んだ。
            珠晶は拍子抜けする一方で、黄海に入って以来、態度がぶっきらぼうな頑丘に、少し不満を持つようになる。
            ある晩、一行が妖魔に襲われると、頑丘は珠晶を連れて真っ先に逃げた。
            剛氏たちも自分の主人を連れて逃げだしたが、珠晶は彼らが襲われた人を見捨てたことに、腹を立てた。

            その様なことが何度もあり、そのたびに珠晶は憤りを感じていたが、ある時、ついに頑丘たちのやり方が心底嫌になり、彼らを離れて、ほかの昇山者の下へ行ってしまう。
            珠晶が頑丘と別れて進んでいた道は、危険な妖魔が住み着いた森だった。
            妖魔の襲撃にあい、馬のあるものは徒歩のものを見捨てて逃げるが、珠晶は1人道を戻り、取り残された随従たちのもとへ戻る。

            このまま道を進んで、途中で分かれた剛氏たちに合流するにしても、危険な妖魔は狩らなければならない。
            珠晶は、頑丘から聞いていた妖魔の弱点を思い出し、人々と協力してどうにか妖魔を仕留める。

            一方、頑丘はあっさり珠晶を見捨てて剛氏たちについてきた利広を、不思議に思っていた。
            利広は、彼には彼の思惑があるのだという。
            ちょうどそのころ、珠晶が身を寄せたはずの一行が追いつき、珠晶が徒歩のものを助けに戻ったことを聞かされる。
            利広と頑丘は、珠晶を探しに戻る。

            どうにか再開した三人だが、頑丘は大けがを負っていた。
            珠晶は頑丘を置いていくことを受け入れず、利広が助けを求めに行くことになった。
            残された二人は、犬狼真君に助けられ、どうにか危機を脱する。

            先を進む集団に追いつこうと、道を急ぐ二人の前に、利広が迎えを連れて戻ってきた。
            その迎えの集団を、珠晶は信じられない思いで見やる。
            そこにいたのは、王を迎えにきた、恭国の麒麟だった。

            <あらすじおしまい>


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              もうすぐ復帰します

              気が付けば1か月以上お休みしてしまいました…。 
              にもかかわらず、ブログを訪問してくださっている方がいるようで、感謝感謝です。 

              ちょっと今忙しいので、ぜんぜん更新できていないのですが、じきに復帰します。 

              というか、明日?土曜日??に「十二国記」新装版の続きが出るのでね! 
              それはさくっと買ってさくっと読んでばばっと感想あげますよ! 
              次は大好きな『図南の翼』なので楽しみです♪
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                Book Challenge 7月経過

                1か月くらいたっちゃってますね本当にどうすればいいのか…
                最近パソコンの調子が悪くて、なかなか使う気がしません。

                今回もだいぶ遅くなってしまいましたが、7月の読んだ本の数を。
                7月は、久しぶりに10冊読みました!!
                これで年間68冊です。
                なかなかないい調子。

                日本語の小説ばかりだと、やはりはかどりますね。

                さて、Authors A to Zはどうかというと・・・
                増加なし(涙)
                今月こそ!

                A: Hiro Arikawa(有川浩)、『植物図鑑』(2013/1/14) 
                B: Margaret Wise Brown, "The Run Away Bunny" (2013/4/18) 
                C: 
                D: 
                E: 
                F: Yoshiyuki Fujieda(藤枝義之)、『見て学ぶアメリカ文化とイギリス文化 映画で教養を磨く』(2013/2/20)
                G: 
                H: Nozomu Hayashi (林望)、『イギリス観察辞典』(2013/1/12) 
                I: Masako Ito(伊藤まさこ)、『雑食よみ』(2013/1/8) 
                J: Henry James, "Daisy Miller" 『デイジー・ミラー』(2013/2/28) 
                K: Akiko Kumai (熊井明子)、『シェイクスピアに出会う旅』(2013/1/23) 
                L: C.S.Lewis, "The Last Battle" (2013/6/19) 
                M: Erin Morgenstern, 『夜のサーカス』"The Night Circus" (2013/1/7) 
                N: Akira Nagae(永江朗)『広辞苑の中の掘り出し日本語』(2013/4/5) 
                O: Noriko Ochi(越智典子)『ピリカ、おかあさんへの旅』(2013/1/24) 
                P: Philip Pullman, 『神秘の短剣』"The Subtle Knife" (2013/1/15) 
                Q: 
                R: 
                S: Takemi Sasamori(笹森建美)、『武士道とキリスト教』(2013/3/12) 
                T: Masaaki Takeuchi(竹内政明)、『「編集手帳」の文章術』(2013/3/9) 
                U: Itsuki Uchida(内田樹)『街場の読書論』(2013/4/30) 
                V: 
                W: 
                X: 
                Y: Steven Young (薄井ゆうじ), 『本の虫』"The Book Worm"(2013/1/27) 
                Z:
                 
                 ※ブログに記事があるものはリンク張ってあります。


                初めて読んだ本は、とにかくあたりが多かったのですが、
                映画にもなった『天地明察』は思ったよりさらっと読めてなおかつ楽しかったです。
                瀬田貞二の『絵本論』は、さすが瀬田貞二氏、という感じですね。今度しっかり感想書きたいです。
                『木を見る西洋人、森を見る東洋人』も、とてもよかったです。これほどまでに、見る世界が違うのかと、驚きました。


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                  Book Challenge 6月経過

                  7月もはや半分を過ぎてしまいましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。。。

                  ようやく6月のBook Challengeまとめました!
                  全然読んでいないのに、この有様とはね…と、自分でも思います。

                  6月は、5月以上に本が読めない月でした。
                  まさかの3冊。
                  ありえないー。。。

                  とりあえず、十二国記の新刊が出たから、それが一番おおきかったですかね。
                  丕緒の鳥、楽しかったです。


                  年間通しての読書冊数は、58冊になりました。
                  よきかなよきかな。
                  そろそろ読む数を増やしていかないと、年内に100冊行けなさそうです。


                  さて、Author A to Zのほうは、かろうじて1冊増えました!
                  結構残ってるけど、がんばります!


                  A: Hiro Arikawa(有川浩)、『植物図鑑』(2013/1/14)
                  B: Margaret Wise Brown, "The Run Away Bunny" (2013/4/18)
                  C:
                  D:
                  E:
                  F: Yoshiyuki Fujieda(藤枝義之)、『見て学ぶアメリカ文化とイギリス文化 映画で教養を磨く』(2013/2/20)
                  G:
                  H: Nozomu Hayashi (林望)、『イギリス観察辞典』(2013/1/12)
                  I: Masako Ito(伊藤まさこ)、『雑食よみ』(2013/1/8)
                  J: Henry James, "Daisy Miller"  『デイジー・ミラー』(2013/2/28)
                  K: Akiko Kumai (熊井明子)、『シェイクスピアに出会う旅』(2013/1/23)
                  L: C.S.Lewis, "The Last Battle" (2013/6/19) 
                  M: Erin Morgenstern, 『夜のサーカス』"The Night Circus" (2013/1/7)
                  N: Akira Nagae(永江朗)『広辞苑の中の掘り出し日本語』(2013/4/5)
                  O: Noriko Ochi(越智典子)『ピリカ、おかあさんへの旅』(2013/1/24)
                  P: Philip Pullman, 『神秘の短剣』"The Subtle Knife" (2013/1/15)
                  Q:
                  R:
                  S: Takemi Sasamori(笹森建美)、『武士道とキリスト教』(2013/3/12)
                  T: Masaaki Takeuchi(竹内政明)、『「編集手帳」の文章術』(2013/3/9)
                  U: Itsuki Uchida(内田樹)『街場の読書論』(2013/4/30)
                  V:
                  W:
                  X:
                  Y: Steven Young (薄井ゆうじ), 『本の虫』"The Book Worm"(2013/1/27)
                  Z:

                  ※ブログに記事があるものはリンク張ってあります。


                  7月は、ブックフェアにも行ったので、本を数冊購入しました。
                  その辺も早く読みたいですね。


                  そうそう、「ハウルの動く城」の3巻が、ついに日本語で出ましたね!
                  英語で読んでいる途中なので、しばらく日本語の方は読まないつもりです。
                  ハウルの訳者さんも、とても読みやすいので、日本語版も好きです。


                  それではまた来月。

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                    『丕緒の鳥』十二国記/小野不由美

                     ついに!
                    十二国記待望の新作短編集が出ましたよ!
                    小野主上ありがとうございます!

                    新装版で続々と発売される「十二国記シリーズ」。
                    今回はわたくし、うっかりしてまして、6月28日発売だと思ってたら26日に出ていて、27日に買うことになりました…。

                    で、いつもは速攻で感想をブログにあげているのですが、読み終わったのが昨日でして。
                    夜は力尽きて書けませんでした。
                    いかんです。


                    なにはともあれ、今回も簡単なあらすじとネタバレ満載の感想でまいります。
                    十二国記読んだことないよ!という方は、ご注意ください。


                    今回は短編集。
                    表題「丕緒の鳥」、「落照の獄」、「青条の蘭」、「風信」です。
                    「丕緒」と「落照」は、雑誌yomyomに掲載されたもの、「青条」と「風信」が新作です。

                    長編のほうは、陽子とその周辺が物語の中心ですが、今回の短編の主役は、下級官吏と国民。
                    国が荒れている最中に、人々がどのようにもがき続けているのか、を描いた作品だと思いました。

                    ざっくりあらすじ(ネタバレ一応なし):
                    「丕緒」:式典のための陶鵲を作る官、丕緒は、自分が鵲に込める思いが王に伝わらないことを憂えていた。新王が即位し、否が応でも新しい陶鵲を作らなければならなくなった丕緒が、表現しようとしたものは…

                    「落照」:司法をつかさどる官の瑛庚は、凶悪な殺人犯の処遇に頭を悩ませていた。殺刑が禁止されて久しい国で、民衆の要請に沿って殺刑を復活させるのか否か。

                    「青条」:木が石化する疫病が広がっていた。地官府の下級官吏の標仲は、友人の包荒とともに、数年かけて特効薬を探し出す。しかし、腐敗した国では、その薬をようやく即位した新王に届けるすべがなかった。標仲は一人、極寒の地を駆ける。

                    「風信」:村を追われ家族を失った少女、蓮花は、行きついた先で春官の下働きをするようになる。世間の混乱や災害には全く目を向けずに、ひたすらに暦を作り続ける官吏の姿に、蓮花は憤りを感じつつ、彼らの仕事に興味をもっていく。

                    <あらすじここまで>


                    表紙と挿絵の話も。
                    表紙は丕緒ですね。あまりにも無精ひげのおじさんで、ちょっと意外でした。
                    官吏って、もっとピシッとしてるイメージだったので。

                    挿絵は、各話の扉絵として4枚です。
                    どれも登場人物&小道具ですね。
                    丕緒にちょっとびっくりした以外は、これといった感想はないかなぁ、今回は。

                    どうも、長編のときの人物の濃さとは違って、人物をとおして描かれていることに、話の焦点があるからでしょうか。

                    (感想は「続きを読む」から)

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                      "The Last Battle" the Chronicles of Narnia by C.S.Lewis

                      評価:
                      C. S. Lewis
                      HarperFestival
                      ¥ 2,890
                      (2004-07-06)

                       久しぶりにどうしても読みたくなって、読みました。
                      C.S.ルイスの「ナルニア国年代記」最終巻『さいごの戦い』です。
                      翻訳は、瀬田貞二氏のすばらしい日本語がありますが、今回は原書で。


                      本が好きな人は誰しも、人生の友となる本を持っていると思います。
                      わたしにとっては、ルイスの「ナルニア」がそれです。
                      もう人生の半分以上、愛読しているのですが、まったく色あせることがありません。


                      そんなわけで、今回書く感想は、9割自分のためです。
                      手近にこれだけの熱い(暑苦しい)思いを聞いてくれる人がいないので(笑)
                      1割は、「それでも読んでやるよ」という方のため。
                      そのなかに一人でも、「同意!」という人がいたら、それほどうれしいことはありません。


                      とはいえ、まずは定石通り、作品紹介から。
                      思いっきり最終巻なので、ぜひほかの巻からお読みください。

                      【世界観】
                      ナルニア:偉大なライオン・アスランによって創造された世界にある国。中世ヨーロッパ風。人間が王だが、人間のほかに、フォーン、セントールなどの神話の生き物、ものいうけものなどが一緒に暮らしている。
                      おおむね平和だが、たまにその世界の住人には手におえないような事件が起こり、こちらの世界からナルニアを訪れた子どもたちが、平和を取り戻す手助けをする。

                      アスラン:偉大なライオン、ナルニアの創造者、海の向こうの大帝の息子。普段はナルニアにいないが、何かあると現れたり、助け手を送ってくれたりする。みんな大好きアスラン。

                      1巻『ライオンと魔女』:ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人がナルニアに訪れる。白い魔女による百年の冬を破り、春を取り戻す。
                      2巻『カスピアン王子の角笛』:ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人ふたたび。正しいナルニアを取戻し、カスピアンを王位につける。
                      3巻『朝びらき丸 東の海へ』:エドマンド、ルーシー、ユースチスの3人が、カスピアンと一緒に東の海へ航海に出る。
                      4巻『銀のいす』:ユースチスとジルが、荒野の魔女に囚われた王子を助けに行く。
                      5巻『馬と少年』:ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人がナルニアにいた時代の話。少年シャスタと馬のブリーが、カロールメン国から逃げ出し、故郷へ帰る。
                      6巻『魔術師のおい』:ナルニアの創造。ディゴリーとポリーがナルニアを訪れる。ナルニアに悪が入り込む。
                      7巻『さいごの戦い』:ナルニアの滅亡。ユースチスとジルが参戦。


                      あらすじを書こうかと思いましたが、感想が入り組みそうなので、割愛します。



                      「続きを読む」から、愛が重すぎる感想と考察なので、ネタバレが困る人は回避してくださいませ。

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