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    『エマ』ジェーン・オースティン

    JUGEMテーマ:英文学 


    ドラマのほうから入ったので、長い小説ですけど読むのは楽でした。
    楽しかった!

    そしてドラマのイメージが強かったので、著者のオースティンがどこかに書いている(らしい)ように、「誰も好きにならないような主人公」だとは思いませんでした。

    エマね。
    かわいいよね。

    でも、原作を読んでみて、ドラマや映画では出ていない面が面白いなーと思いました。

    例えば、この話って、とにかく階級と家柄がなんぼ、という世界なんですよ。
    19世紀初頭というか、18世紀後半のイギリスでは、それは普通のことなんだと思うんですけど、良くも悪くもこの階級&家柄が、登場人物たちの行動を制限したりおかしく見せたりしています。

    エマは、その地域で2番目によい家の女主人で、1番のナイトリー家とは親戚(エマの姉とナイトリー家の長男が結婚)で、つまり、エマよりも階級の高い独身女性はおらず、エマよりも階級の高い独身男性はナイトリー氏(次男のほう)だけなんです。
    だから、たかだか牧師のエルトン氏が、エマにプロポーズをするのはお門違いだし、ハリエットが農家の嫁になったら、お友達づきあいもできなくなってしまう、と考えるわけです。
    その点、フランクなら家柄も申し分ないからいいかなー、と思う。
    けど、ハリエットがナイトリー氏と結婚するのはもってのほか。
    結局、ナイトリー氏にに釣り合うのは、自分しかいないじゃない、ということになる。

    あ、こう書くとイヤな子かも。

    なんだけど、こういうのが言葉の端々にね、ちらちら見えつつ、でもラブロマンスなので、とても楽しいです。
    読みごたえもあるし。
    ナイトリー氏がかっこいいし。

    おすすめです。


    あらすじは続きを読むからどうぞ。



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      あらすじ

      ウッドハウス家の次女エマは、きれいではつらつとした女の子。で、あの人とあの人がくっつくといいなー、とひそかに思っているのが大好き。
      姉はすでに結婚していて、母親は幼い時に亡くなっているので、エマの日常は父親の世話をし、家の管理をすること。話し相手は住み込み家庭教師のテイラーさんと、家族ぐるみで付き合いのあるナイトリー家の次男長男、ジョージ・ナイトリー。
      しかしテイラーさんも結婚して家を出てしまい、エマには女友達がいなくなってしまう。

      それを気遣ったテイラーさん改めウェストン夫人は、エマと一緒に地元の女学校を訪れる。
      そこでエマは、ハリエット・スミスという可憐な少女に出会い、すっかり気に入ってしまう。
      エマとハリエットは仲良くなるが、社会的教養的にはエマのほうがずっと上なので、ハリエットはいつもエマのことを尊敬して、なんでも学ぼうとする。

      あるときハリエットは、幼馴染の農場経営者、ロバート・マーティン からプロポーズの手紙を受け取る。
      どのように返事をすればいいかとエマに相談するが、ハリエットを失うことを恐れたエマは、ハリエットには農夫よりももっとふさわしい人がいるはず、と言って、プロポーズを断るように仕向けてしまう。

      それから、エマによるハリエットのお相手探しがはじまる。
      候補1は地元の牧師の、エルトン氏。エマはエルトン氏が熱心にハリエットに話しかけ、ほめそやすのを聞いて、エルトン氏はハリエットに気があるだろうと思い込む。
      しかし、エルトン氏の意中の相手はエマで、彼はエマの気を引くためにハリエットにも親切にしていたのだった。
      エマに振られたエルトン氏は、さっさとどこかのお嬢様と結婚。
      エマは、傷心のハリエットを慰め、もう誰かを恋に落ちるようにそそのかしたりすることはやめようと決める。

      そのころ、2人の人物がエマたちの住むハートフィールドにやってきた。
      1人はフランク・チャーチルという青年。テイラーさんが結婚したウェストン氏の実子で、幼いころに養子に出され、その後なかなか父親を訪ねる機会がなかったが、ようやくその機会を得てやってきた。
      もう一人はジェーン・フェアファックス。彼女はウッドハウス家の友人だが、落ちぶれて貧しい暮らしをしているベイツ母娘の親戚で、家庭教師の職を探す前に、叔母と祖母の家を訪ねてきていた。

      エマはフランクのことが一目で気に入り、パーティーやディナーで会うたびに、親しく言葉を交わしていたが、秘密主義でどこかよそよそしいジェーンのことは嫌いで、あまりかかわらないようにしていた。
      エマは、フランクが自分のことを好きで、自分もフランクを好きなのではないかと思い始める。
      しかし、その気持ちが育つ前に、フランクはハートフィールドを離れてしまい、エマも改めて考えたのち、やはりフランクには恋はしていなかったのだと納得する。

      また同時期、エマはハリエットから恋の相談を受ける。
      相手の名前を聞いて余計なことをしてはいけないと思ったエマは、相手の名前は聞かず、どのような人なのか、と尋ねる。
      ハリエットは、彼は私を大変な状況から救ってくれて、まさに紳士の鑑の様な人だ、と答える。
      その少し前、ジプシーに襲われたハリエットをフランクが助けていたことから、エマはハリエットもフランクを好きなのだと考え、そしてハリエットに、自分の気持ちにも、相手の言葉や態度にも慎重になって、早急な判断をしないようにと助言をする。

      さて、秘密の多いジェーンのことは、エマにとって苛立ちの種だったが、フランクが再びハートフィールドに戻ってきたときに、事の真相がわかる。
      実は、フランクとジェーンは秘密の婚約者同士で、フランクの将来の見通しがはっきりするまでは、公言できなかったのだ。
      フランクがエマに親しげにしていたのはカモフラージュのためで、ジェーンがエマに冷たくしていたのは、フランクがエマにかまっていたからだった。

      ようやく堂々と婚約を発表できることになった二人は、エマに謝るが、エマは二人を心から祝福して、フランクともジェーンとも仲の良い友人になる。
      このことでエマを悩ませたのは、ハリエットにどう伝えるか、ということであったが、ハリエットは婚約の話を聞いてもケロッとしていた。

      ハリエットの思い人がフランクだと思っていたエマはおどろき、訪ねると、ハリエットが憧れているのはフランクではなく、なんとナイトリー氏だった。
      あまりのことに、エマは心底驚き、改めて二人のことを考えるようになる。
      エマは、ナイトリー氏がハリエットに対していつも親切だったことを思い出し、彼もハリエットのことを好きなのではないかと、思うようになる。

      そして、エマは自分こそナイトリー氏のことを愛していて、だからこそ今まで自分の恋にも無頓着で、ナイトリー氏のお相手をあれこれ想像しようともしなかったことに気が付く。

      そのころ、ナイトリー氏は一時家を空けていたが、フランクの婚約の話を聞いて戻ってくる。
      彼は、エマがフランクに恋をしていると思って、もし落ち込んでいるようだったらどうにか慰めたいと思っていた。
      エマはナイトリー氏に、自分はフランクのことはこれっぽっちも思っていないから、大丈夫だという。
      ナイトリー氏はエマに、大事な話があると切り出すが、それをハリエットとの結婚の話ではと恐れたエマは、先手を打って、どんなことでも友人として祝福する、といってしまう。
      その言葉でナイトリー氏は傷ついて、エマのもとから去ろうとするが、それを見たエマが思い切って自分の気持ちを伝える。
      すると、てっきりハリエットを好きだと思っていたナイトリー氏は、ずっとエマだけを愛していたことがわかる。

      二人は婚約し、そして結婚する。
      一方ハリエットは、ナイトリー氏への思いはただの憧れだと割り切っており、改めて、幼馴染のマーティン氏のプロポーズを受け、幸せな結婚をする。


      ※2012/11/7追記:ナイトリー氏は次男ではなく長男でした!うっかり間違えてました…。

      [検索ワード]:ジェイン・オースティン エマ 小説 イギリス 19世紀 読書感想 Jane Austen   Emma


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        コメント
        >nemoさま
        お読みいただいてありがとうございます!あらすじ、参考になったようでよかったです^^

        わたしも、エマの憎めないところは本当に無意識に失言とかをしてしまうところだと思います。
        環境からして、多少思い上がるのは仕方がないですものね。
        それにも拘わらず、あれだけ愛想もよくてみんなに愛されているというのは、すごいことだと思います。
        そしてもちろん、最後には自分の欠点に気が付くことも。


        ところで、記事の方も修正しましたが、うっかりした間違いがありました。
        ナイトリー氏は長男で、エマのお姉さんと結婚したほうが次男でした(^^;)
        • ちょこ
        • 2012/11/07 10:05 PM
        わかりやすくあらすじがまとめてあったので、読ませていただきました!
        英語の勉強のため、(内容を簡単に書き換えた)英文のエマを聴き流したところだったので、内容をどのくらい理解しているか確認できよかったです。

        私もエマ自体は悪い子ではないと思います。
        でも作者の言う意味もわかります(笑)
        こういうおせっかいをするときの人間は、思いあがっていて、他人を軽く見ているはずですから。

        それでも、エマが実際にやったことはかわいいものだと思います。
        ずるい情報操作、他人にランク付けetc…をしてるけど、こういうブラックな気持ちになるのは自然なことだと思いますから。

        心根が優しいエマは、自分の不正直さや弱さを直視して、そういうことを乗り越えたという物語だと受け取りました。
        私も精神修行とか人付き合いガンバロウ…

        …という適当なしめ方で、失礼します。
        • nemo
        • 2012/10/27 10:51 PM
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