スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

0
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    映画「ホビット:竜に奪われた王国」/はなれ山のシーンから

    感想はつづくよどこまでも。

    今日もご訪問、ありがとうございます。
    「ホビット」の感想をかいてから、ブログのアクセス数が(個人比で)すごいことになっていて、驚いています。
    けっこう多くの人が映画が気になっているようで、うれしいです。

    さて、前回湖の町のところまで感想書きましたので、今日ははなれ山のシーンから書きます。
    相変わらずネタバレ満載なので、未視聴の方はご注意ください。
    それから、ネタバレとは言っても「原作では最後こうなるよー」的な、物語の先取りはしないつもりですので、原作未読者の方はご安心ください。
    「あのシーンは原作だとこう」とはありますが。

    それでは、続きを読むからどうぞ。

    にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ
    にほんブログ村
    JUGEMテーマ:ファンタジー映画全般
    0
      さて、湖の町で武器などをもらった一行は、とうとうはなれ山へ行くのですが…
      ここでまさかのキーリ脱落。
      ついでのフィーリも居残り、治療のできるオインも残り、寝坊したボフールもおいてけぼり、と。

      原作にはないアレンジなので、さてこれをどう解釈したものかと、けっこう考えました。
      いまのところ関係していると思われるのは、トーリンの「ひとりのために全体を危険には晒せない」というセリフと、スマウグの「あいつ(トーリン)は自分の目的のためなら、簡単にお前(ビルボ)を見捨てるぞ」というセリフです。

      トーリンの言うことにも一理あり、けが人をかばっていては戦闘のときにこちらが不利になるので、全員助かるものも助からなくなります。
      それはまずい。
      同時に、いかにキーリやフィーリがかつての王国に憧れていたとしても、一目見たいがために王国の奪還が失敗しはいけない。
      一行の生存と王国奪還のためには、トーリンはリーダーとして、仲間を背後に残すという決断も必要です。
      そのあたりの、トーリンの責任感と役割の演出ですかね。

      ところがこれは一転して、スマウグの言うように「簡単に仲間を見捨てる」ともとれるわけです。
      王国の奪還はトーリンの悲願で、これさえできれば他にはなにも必要ないし、これができなければ生きている意味がないくらいです。
      また、もともと物欲の激しいドワーフなので、目の前のお宝(元は自分のもの)のためなら、わりとなんでもしてしまう傾向があるのだと思います。
      スマウグと対峙したあとのビルボとの会話では、アーケン石のことばかり気になって、ビルボへの配慮もなにもなくなっていました。(それで今後の展開へ続くわけですが…)

      なので、トーリンが仲間を置いて行ってしまうというのは、彼の責任感の表れであり、目的のためには手段を選ばないという頑固さの表れでもあるのかな、と思っています。

      タウリエルとのからみによるエルフの描写、トーリンの人物描写以外にも、このキーリの脱落はいろいろ伏線になりそうなので、今後の展開が楽しみです。


      はなれ山に向かう途中、一行は廃墟となった谷間の国デイルを眺めます。
      「これがスマウグの荒らし場だ」(This is the disolation of Smaug) というセリフ。
      これはもともとの映画のサブタイトルですね。
      なんで日本語のタイトル変えてきたんだろうと思ったのですが、「竜にうばわれた王国」でも「スマウグの荒らし場」でも、指してるものは変わらないかな、と思い直しました。
      作中では、これはデイルとその一帯を指す言葉ですが、スマウグが荒らしているのはデイル、エスガロス(湖の町)、そしてエレボール(ドワーフの王国)。
      なのでまあ、タイトルが「王国」になっててもね、少なくとも1箇所は当てはまるしね。


      さて、はなれ山到着。
      時間ギリギリでしたが、なんとか間に合った…と思うのも束の間、鍵穴が見つかりません。
      暗号はなぞなぞのようになっていて、ドワーフたちは日没とともに望みは絶たれたと思って、その場を去ろうとします。
      ビルボだけが、粘り強く謎を考え抜いて、そして鍵穴を見つけます。
      さすがビルボさんなぞなぞ名人。
      この辺で、ビルボの機転の効く感じとか、一行の中でのビルボの大切さとかが出ていていいですね。
      トーリンのあきらめが良すぎる気もしますが。

      ようやく山の中に入れた一行。
      そこでついにビルボのお仕事が始まります!!


      スマウグとの対面:メタな視点でみると、ビルボ&スマウグはジョン&シャーロック(BBCドラマのやつです)なわけですが、そんなこと考えられないくらい迫力満点のシーンでした。
      こんなに金貨ばっかりでなくてもいいだろうと思うけど、それはそれ。
      わかりやすいですもんね。
      スマウグが大きくて、これ勝てるわけないじゃんとかも思いましたけど、それもそれ。
      この場面も、原作ではもっとコミカルな雰囲気でしたが、やはり映画だとそうはいかず、緊迫感がありました。

      西洋のドラゴンというのは概して、頭が良く、ずる賢く、宝石や黄金が好きで、火を操り、好戦的で、うぬぼれ屋で、言葉に力があります。
      『ホビットの冒険』のなかでも、スマウグは自分の強さと賢さに絶対の自信があるので、のこのこ入ってきたビルボとなぞかけのような会話を楽しみます。
      楽しむというか、そこから情報を引き出そうとしていると言ったほうがいいでしょうか。
      ビルボが自分の名前を言わずに、自分のことを説明しているのも、ドラゴンに本当の名前を知られると、相手の意のままにされてしまうからです。
      (この辺のドラゴンの性質をよく表現しているのは、ル=グインの「ゲド戦記」シリーズですね。これの竜は素晴らしい)

      さて、ビルボが謎かけのような言い方でどうにかスマウグにおべっかを言う一方で、スマウグのほうもトーリンの印象を悪くするようなことをあれこれビルボにいいます。
      この、真実に少し嘘を混ぜたような言い方が、なんともずる賢いですね。

      会話の途中、アーケン石を見つけたビルボは、結局手に入れることができず、一度退散します。
      そこにトーリンが現れて、アーケン石のことしか聴かない。
      さっきスマウグが言ってたとおりじゃないか!とビルボが思ったかはともかく、そんな感じの演出になっています。
      ますます、ドワーフの頑固で強欲な面が出てきましたね。

      そこから全員のこのこ出てきたせいで、スマウグに追い掛け回されることになります。
      (これも突っ込むべきじゃないかなぁと思うのですが、あんな近くで高熱の火を吐かれたら、温度だけでやけどするか燃えるかしちゃうと思うんだよね。みんな熱耐性がすごいね。)
      で、逃げます。
      このあたりも完全映画仕様です。
      あっちこっち逃げて、スマウグを罠にかけようと奔走。
      ドワーフの精錬技術のいい紹介にはなってますが、この期に及んで崖落ちとかそういうシーンはなくても良かったと思う。

      最終対決は王座の間。
      玉座のところで、巨大な黄金の像が出てきた時には、「これ…目が光ってビームとか出たらどうしよう」と本気で心配しました。
      スーパーロボット大戦でも始まるのかと。
      なので、目の部分が(溶けて)歪んだ時は、笑うしかありませんでしたよ。
      ビームじゃなくてほんとうによかった。

      ところが、ドワーフたちの決死の罠も、スマウグを怒らせただけ。
      黄金でコーティングされてかっこよくなったスマウグが、怒りに燃えてそとに飛び出していきます。
      ビルボが「樽にのってやってきた」といったことから、湖の町が一枚噛んでいると気づいていたスマウグは、とりあえず町を遅いに行きます。

      えんど。

      キーリ側はエルフの回で散々突っ込んだので、もういいと思います。



      だいぶ長くなりましたが、ひとまず映画の感想はこれで終わりです。
      お付き合いありがとうございました。

      原作とは違うところ、映画のオリジナル、いろいろあって、途中「あれー?」と思うこともあるのですが、プログラムを読んでもわかるとおり、製作者みんなが、ものすごい原作愛で作品を作っています。
      なんかそれを思うと、もう多少違ってもいいかなー、と思ってしまう不思議。
      3作目のラストが原作からかけ離れなければ、もうそれでいいやと思ってます。
      次回も楽しみですね!


      ホビット 竜に奪われた王国 ホビットの冒険 J.R.R.トールキン 映画 感想

      スポンサーサイト

      0
        • -
        • 11:22
        • -
        • -
        • by スポンサードリンク

        コメント
        コメントする








           
        この記事のトラックバックURL
        トラックバック

        search this site.

        calendar

        S M T W T F S
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        3031     
        << August 2020 >>

        selected entries

        categories

        archives

        クリックお願いします☆

        にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ にほんブログ村 本ブログ 洋書へ ブログランキングならblogram

        ブログピープル

        参加中

        ちょこさんの読書メーター

        2013 Reading Challenge

        2013 Reading Challenge
        Chooko has read 0 books toward a goal of 100 books.
        hide

        カウンター

        recent comment

        • 嵐が丘 /エミリー・ブロンテ "Wuthering Heights"
          ETCマンツーマン英会話
        • ガリヴァ旅行記 /ジョナサン・スウィフト "Gulliver's Travel"
          ちょこ
        • ガリヴァ旅行記 /ジョナサン・スウィフト "Gulliver's Travel"
          ysgr
        • 映画『レ・ミゼラブル』/「民衆の歌(エピローグ)」についてのあれこれ
          ちょこ
        • 映画『レ・ミゼラブル』/「民衆の歌(エピローグ)」についてのあれこれ
          だいこん訳者
        • 洋書カフェ “ToBiRa Cafe”にいってきました
          ちょこ
        • 洋書カフェ “ToBiRa Cafe”にいってきました
          Yoshi
        • 新装版『風の万里 黎明の空』十二国記/小野不由美
          ちょこ
        • 新装版『風の万里 黎明の空』十二国記/小野不由美
          Mana
        • 映画「図書館戦争」の公開が4月27日とか
          ちょこ

        recent trackback

        • ”Heaven is for Real” 『天国は、ほんとうにある』/トッド・バーポ
          0ing

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        エマ (上) (ちくま文庫)
        エマ (上) (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
        ジェイン・オースティン

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        recommend

        links

        profile

        others

        mobile

        qrcode

        powered

        みんなのブログポータル JUGEM

        使用素材のHP

        Night on the Planet フリー素材*ヒバナ *  *

        PR