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    映画「ホビット/思いがけない冒険」見てきました!

    初日初回で見てきました!


    ピーター・ジャクソン監督
    「ホビット/思いがけない冒険」
    3部作の1作目
    およそ3時間

    原作はJ.R.R.トールキン『ホビットの冒険』(瀬田貞二訳 岩波書店)


    まずはこれから見る人向けに、予告編以上のネタバレなしでの感想。


    原作は児童文学ですが、映画はだいぶ暗めの雰囲気が漂っています。
    それは、本で語られている冒険の前後、あるいは同時進行で、この世界の歴史が大きく動いているから。
    冒険にかかわる人物がそちらの歴史の動きにも深くかかわっているため、映画ではそのあたりの歴史も組み込んでいます。

    なので、“魔法と冒険のファンタジー”としてより、“歴史小説の映画化”と思ってみたほうが、しっくりくるし理解もしやすいと思います。
    つまるところ、原作を読んだだけではわからない歴史事情を含んでいるので、映画をさらっと一回見るだけではわからないんです。
    「なんか裏でもいろいろあって大変な世界だなー」というのがわかればそれでOKです。

    さて、作品ですが!
    初見者(映画「ロード・オブ・ザ・リング」も見たことない人)にはついてくるのがちょっと大変ですが、とてもよい出来でした!
    俳優は超実力派。大御所イアン・マッケランはもちろんのこと、ビルボ役にドラマ「シャーロック」のワトソン役の人、トーリン役にドラマ"North and South"の人と、実力派イギリス俳優目白押し!
    なので演技力抜群。
    風景/映像がきれい。ニュージーの自然もホビット庄も好きだ―――。
    音楽がすてき。前回のと同じトーンなのに、今回はとってもドワーフです。
    脚本もよい。
    原作愛があふれかえっている。これが一番大事。

    なのでおススメです。
    「ロード・オブ・ザ・リング」をまだ見ていない人は、「ホビット」をみてからそっちを見るという楽しみ方もできると思います。
    それから、わたしは字幕版で見ましたが、字幕もうまかったと思います。少なくともぶっ飛んだとんでも訳はなかったし、「これはうまいなー」というところが結構ありました。

    「続きを読む」から、原作既読者向け感想です。


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      次に、原作/ストーリーを知っている人向けの感想。

      原作ファンが一番気になるのが、どれほど原作に忠実なのか、というところ。
      もちろんなにをもってして「忠実」とするかは、見る人によって違うと思うので一概には言えませんが、私は今回の「ホビット」は忠実だと思いました。
      「ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間」くらいの忠実さか、それ以上です。
      やっぱり、尺が長いというのは利点ですね。

      「思いがけない冒険」では、まぁ大方の予想通り、「くらやみでのなぞ問答」を終えて、「一難去ってまた一難」、ワシたちに救出されるところまでいきます。
      話の流れの関係で、もちろん細かい変更はありますが、大方原作通りにトロル→裂け谷→ゴブリンの洞窟→ワシと行きます。

      大きな変更点は2つ。
      一つ目は、冒頭でエレボールの没落を語り、トーリンの一族のこれまでの苦難が表にでていること。モリアでの戦いでスロールとスラインのことまで言及して、そこから、トーリンに因縁のあるオーク、というのが出てきます。
      んで、なぜかこのオークが、いまさらトーリンのことをしつこく追いかけます(もう何十年もたってるのにねー)。
      そのため、トロルの岩屋につく前にオークの追手がかかっていることが出てきて、裂け谷につく前にオークに襲われて、ゴブリンの洞窟から逃げた後も、追ってくるのはこの因縁オークです。
      ちょっとやり過ぎ感あるかも。

      二つ目は、上にも書いたとおり、歴史への言及が多いこと。
      闇の森の手前でガンダルフが離れることになる、その理由への伏線ですが、闇の森の死人占い師の話が出てきます。
      ただそのタイミングが、茶色のラダガストが緑の森の異変に気づく→ドル・ドゥルグアの要塞に行ってみたらなんかいた→クモがおってくる→逃げる→ガンダルフ―!
      という感じなので、「闇の森」になったのがついこないだみたいです。
      闇の森は、もっと前から闇の森なんだけどな…。
      ガンダルフはもっと前からいろいろ考えて、死人占い師と対決するんだけどな…。という感じ。
      ただ、これを同時進行にすることで、“あとから事情説明”が少なくなるのは事実かな。演出としては悪くはないかと。

      上記2点の弊害としては、児童文学としてこの作品が持っていた軽快さが、失われてしまうということ。
      ただし、『ホビットの冒険』でもバルドの竜退治のあたりからトールキン節というか、北欧神話の香りと重さが一気に増していくので、全体があの雰囲気になっただけとも言えます。
      もうひとつは、映画がドワーフ一族の歴史から始まり、トーリンの仇敵を散々出したために、理解はしやすいものの、心情的にビルボに寄り添いきれないこと。

      まぁ、原作既読者にとってはたいした障害でもないと思います。
      いけますいけます。


      とにかく、また中つ国に行けたこと、ホビット庄に行けたこと、あの山々を見れたこと。
      それだけでもう感動です。
      あと2回あるのもうれしいな。
      いい作品であることを期待しています。



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      [検索ワード] 映画 ホビット ホビットの冒険 トールキン ピーター・ジャクソン 感想 児童文学 ファンタジー 洋画 イアン・マッケラン
        

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