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    『フェルマーの最終定理』サイモン・シン

    ふつうの記事を書くのが数か月ぶりです(^^;)
    もうすぐ1年が終わりますが、みなさまいい本読んでますか?

    今日ようやく読み終わったのが、『フェルマーの最終定理 ピュタゴラスに始まりワ、ワイルズが証明するまで』という本です。
    書店で見かけて、とりあえず図書館で借りて読んだのですが、これが大当たりでした!
    脳みそギュンギュン使いながら読んだ感じです、久しぶりに。

    もともとの副題は、「358年間、世界中の偉大な頭脳を縛り続けた、謎についての話」。
    358年!
    それだけ長い間、どんな頭脳明晰な研究者が取り組んでも解けなかった謎が存在する、というだけでも、わくわくしますね。

    「フェルマーの最終定理」とは、17世紀のフェルマーという数学者が本の余白に書き込んだ、証明のない“定理”です。
    その証明を求めて、多くの数学者が情熱を燃やしてきました。
    その過程で、数学の新たな発見や発展につながるも、証明はなされないままでした。

    それがようやく証明された!
    ということで、イギリスのBBCが証明したワイルズという数学者のドキュメンタリーを作ったそうで、それを基にしたのがこの本です。
    ひとりの人が、人生を懸けて取り組んだ難問中の難問。
    初めての出会いで虜にされてから、ついに証明するまでの孤独な戦いと、この証明に至るまでにかかわった数世紀にわたる数学者たちの歴史が、一つになって語られています。
    数学が苦手な読者でも楽しめるようにと配慮されているので、難しすぎるということはありません。

    でもやっぱり、数学っていいな楽しいな!と思わせてくれる1冊でした。

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    イギリス 数学 ノンフィクション フェルマーの最終定理 サイモン・シン 新潮社
     
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      ”Heaven is for Real” 『天国は、ほんとうにある』/トッド・バーポ

      またしても大変おひさしぶりです。
      このところ、洋書ばかり読んでいて、さすがに日本語よりスピードが遅いです。


      しばらく, The Eyre Affair というイギリスのSFっぽい物を読んでいたのですが、
      複数の知人から、Heaven is for Realがすごくよかった!
      という話を聞いたので、そちらを読んでいました。

      すごくよかった!


      アメリカ、ネバダ州の牧師家族におこった、実話だそうです。

      ある年、牧師のトッドはひざの負傷から始まって、複数の病気にかかり、なんども病院にかかっていた。
      その大変さは、周りの人が慰めもこめて、彼を「ヨブ牧師」(旧約聖書に出てくる、病気にかかって家族や財産を失くしても、神様を信じ続けた人)と呼ぶほどだった。

      病気がどうにか快復したころ、彼にさらなる試練が待っていた。
      4歳の息子コルトンが急病で入院、病気の発見が遅れたことで、死にかけたのだ。
      望みない手術の最中、トッドは独りになって神さまに怒りをぶつけた。

      手術は何とか成功し、周囲の人の祈りの助けもあって、コルトンは無事に回復した。


      数か月後、コルトンが入院していた病院のそばを車で通りかかったとき、トッドはコルトンにいった。
      「コルトン、あの病院をおぼえてるかい?」
      「うん、あそこでイエスさまがぼくを膝にのせて、天使が歌をうたってくれたんだ」


      はじめは、コルトンの発言をどう受け止めればいいのか戸惑ったトッドだったが、次第に彼の言葉を真実だと、受け入れざるを得なくなっていく。


      「手術のあいだ、パパが一人で小さい部屋で祈ってたでしょ。だからイエスさまが、僕を返してくれたんだよ。」
      「パパのおじいちゃん、ポップっていうんでしょ。あのひと、すごく優しくていい人だね。」

      コルトンのすなおな言葉で語られる天国のようすに、大人たちもひきつけられ、心の傷を癒されていく。



      もうなんというかですね、コルトンの口調がとにかくかわいくてですね。
      とまどいながらも、子どものいうことをちゃんと聞いてあげるトッドも優しいですが。

      なんだか、天国いいなぁ、と思わせてくれる本でした。
      英語もそんなに難しくないので、さらっと読めますよ。

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      天国はほんとうにある クリスチャン Heaven is for Real Todd Burpo 洋書 アメリカ

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        『キケン』有川浩

        評価:
        有川 浩
        新潮社
        ¥ 1,470
        (2010-01-21)

        有川浩の『キケン』読みました。
        すっごくおもしろかったです!
        電車の中で読んでて吹き出すかと思いましたよ、危うく変な人になる所でした。


        成南電気工科大学「機械制御研究部」−「機研」の、あきれるほどにシャレにならない全力のお遊びの記録。
        といえば、大体あってる気がします。
        「機研」に入部した常識人・元山が、先輩のユナ・ボマー上野と大魔神・大神に振り回される話です。

        元山といい同期の池谷といい、はじめは「主人公のくせに地味だなー」と思っていたのですが、
        途中からいい味出してきました。
        しかし何といっても、統率のとれたバカを全力であおる上野のキャラがたっていて、読んでいて爽快です。
        なんかこう、有川氏の書く組織のトップって、こんなかんじですよね。
        玄田隊長とか。

        有川氏もあとがきで書いていますが、こういう男子だけの本気でバカやってる感じって、
        女子には目にすることができないんですよね。
        女性って、良くも悪くもバランスが取れているので、お遊びに全力になれないというか。

        なので、こういう男だけでバカなこと(といってもその技術力とかはすごいんだけど)をやっているのって、読んでいてまぶしいです。


        こういうバカらしいまぶしさって、私はいままでマンガでしか見たことがなかったので、
        小説で読めて新鮮でした。

        そういうマンガの一つは『スラムダンク』。
        いうまでもなく、バスケマンガの王道ですよね(と思っているスラダン世代です)。
        高校生のバスケ部の話です。
        もうひとつは、『っポイ!』。
        こっちは花とゆめなので、がっつり少女マンガ。
        中学生男子の幼馴染の話で、あ、これも部活でバスケしてた。
        平と万里と同じクラスになりたいと、何度思ったことか…。

        『キケン』は大学の話なので、これで中高大とそろいました、私的に。
        どこかに社会人の話とか転がってないでしょうか。


        『キケン』の何がよかったって、終わりかたでしょうか。
        ネタバレになるので、イヤな人は回避してください。


        こういう、「いかにも青春!」て、そこを通り過ぎてしまうと、振り返るのが怖くなります。
        あのときにはもう戻れない、感。
        その辺の、大人になってしまった感と、いつまでも持っていたいきらきら感が、うまく同居している締めでした。
        いいなぁ、こういうの、うらやましいなぁ。
        最後の奥さんのセリフは、まさに女子の気持ちを代弁していると思います。



        念のため。
        記事内でバカバカ書いてますけど、愛ですよ、愛ですから。

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        有川浩 キケン 小説 読書感想
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          ドラマみたいな〜と思いつつ(『空飛ぶ広報室』)

          評価:
          有川 浩
          幻冬舎
          ¥ 1,680
          (2012-07-27)

          もう今週の放送は終わりましたね。
          有川浩原作の「空飛ぶ広報室」。

          ここ数週間なんだか忙しくて(というか、夜に時間がとれなくて)、先週の分と今週の分と、まだ見れていません :(
          私の中ではまだ柚木先輩の話の途中なので、早く続きがみたいです。


          で、数回見ていて思ったのですが、これ原作もさることながら、脚本もいいですよねぇ。
          小説の実写化って、いろいろ制約があると思うのですが、
          一番は尺とストーリー展開だと思うんですよ。

          映画は、時間は短くて切り詰めなくちゃいけないけど、時間をかけてクライマックスまで持っていけるのが利点。
          ドラマは、全体の時間は長いけど、1回1回ちゃんとオチをつけないといけない。

          その点、小説は時間と展開のバランスがもともといいわけですから。


          「空飛ぶ広報室」も、ドラマ化で避けて通れないモブキャラとか脚色(恋愛過多)とかありますが、
          全体として原作の雰囲気やポイントをきちんと押さえていると思います。
          その辺は、以前の記事にも書きましたが→こちら

          恋愛過多、と書きましたけど、『空飛ぶ広報室』としては、ってことで、
          有川作品内では恋愛要素がもともと低めの作品ですし、
          少しくらい脚色されていても、有川作品としてはありありです。

          というか!
          空井がいちいち天然かわいいんだよーーー!!
          かっこいい<<かわいい、ですよね、空井は。
          小説読んでいるときは、もっとスポーツマンぽいイメージだったんですが(『図書館戦争』の手塚が性格丸くなって屋さぐれた感じ)、
          綾野剛さんの演技も、天然で一生懸命な感じがツボです。


          はー、早くたまってるの見たいです。
          楽しみ。

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          空飛ぶ広報室 TBSドラマ 有川浩 原作 小説 感想
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            『空飛ぶ広報室』とドラマ

            評価:
            有川 浩
            幻冬舎
            ¥ 1,680
            (2012-07-27)

            最近、文体とか考えててよく分からなくなっているちょこです。


             有川浩の『空飛ぶ広報室』、先月小説のほうを読みまして。
            ドラマ化前に!
            と思って、急いで読んだのですが、これがとてもよかったんですよね!


            不慮の事故で夢に破れた一人の人間が、ふたたび立ちあがって歩いていく話。
            それに感化されて変わっていく人、それを見守る人。

            いろんな人のつながりとか絡みとか、しっかり描かれていて、じわじわと胸が熱くなります。
            読みながら、私も力をもらいました。


            で、ドラマ化。
            どうなってるかなー、楽しみだなー、と思いつつ、ようやく3話まで見ました。

            はじめっから感動しました。
            話の筋は、ドラマ用に変えてあるのは当然ですが、物語のポイントをしっかり押さえている。
            おもしろい場面も、ばっちりおさめている。

            空井の絶望と葛藤、そこから立ちあがって、第二の人生を歩んでいく覚悟。
            稲びょんが折れて、しっかり向き合っていく様子。
            鷺坂のおいちゃんを始め、広報室のメンツがいい味を出してる。

            有川氏がどの小説かのあとがきで書いていますが、「自衛官も一人の人間なんです」というのが、全体のメッセージとしてはっきり出ているのが、いいなぁと思いました。



            そんなことを思いつつ、話を「図書館戦争」のほうに飛ばします。
            あの話って、架空の設定だし、読者は「図書隊」の視点で読むのが基本だと思います。

            ですが、「空飛ぶ広報室」を見ながら思ったのは、あの世界の図書隊の扱いって、自衛隊と同じ感じではないか、ということ。
            一般市民で本に興味のない人からすれば、「銃なんかもって戦闘訓練してる危ない集団」じゃないか、と。
            実際ドンパチしてるし。

            それでも、読者である私たちは、図書隊の心意気と人間性と覚悟に共感しているわけです。


            自衛隊の政治的憲法的立場を語るような知識は持ち合わせていないので、脇に置いておきますが、
            SFじゃない分、『空飛ぶ広報室』に出てくる自衛隊の面々には、人間性の面で共感するところがたくさんあって、興味深いなぁと思っています。
            あ、SF自衛隊シリーズも大好きですけどね。



            ドラマ、これからもとても楽しみです!
            ドラマを見て気に入った方は、ぜひ原作も読んでみてください。



            と、思いのたけを(控えめに)つづってしまいましたが…
            やっぱ私にとってこのブログって、自分用メモとしての役割が非常に高いですね(^_^;)
            読みやすさ、できるだけ気をつけます。


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            有川浩 空飛ぶ広報室 ドラマ 2013年春 小説 自衛隊 図書館戦争
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              最近読んだ有川作品まとめ

               ぜんぜん個別の感想がかけていないので、最近読んで感想が書けていない有川作品をまるっと紹介しておこうと思います。

              『塩の街』
              有川氏のデビュー作で、自衛隊3部作の1冊目。
              とはいうものの、読んだ順は『海』→『空』→『塩』でした。
              3部作、といっても話がつながっているわけではなく、便宜上そう呼ばれているだけでしょうか。
              いつになったら自衛隊になるんだろうと思っていたら、半分も過ぎたころからでした。
              それまでは、なんともSFな話だなぁと思っていたのですが。
              大人と子どものはざまで必死な真奈と、大人の秋庭のやりとりにハラハラしました。
              あと有川氏は、けっこう残酷なことや倫理に反しても必要悪だと思われることは、ガッツリ盛り込んでくるので、読む方にも胆力が必要ですね。
              後半の「塩の街、その後」は、ハードカバーになってから一緒に収録された短編群です。

              『海の底』
              自衛隊3部作の2冊目。
              自衛隊シリーズを読むのはこれが初めだったのと、3冊の中ではおそらく一番描写がグロイので、せっかくおいしいカフェでおやつをしていたのが微妙な感じでした(苦笑)
              これ読んだ後、しばらく甲殻類食べたくなくなりました。
              『塩』のほうでは、事件の原因は謎の宇宙生物(?)でしたが、『海』でのSF要素は巨大化した深海生物。
              設定はぶっ飛んでいるのですが、内容はというとどっしりしっかりしています。
              半分は海自が、閉じ込められた中で保護した子ども相手に悪戦苦闘し、もう半分は警察が、目の前の非常識な敵にどう対処していくのか、というのが本筋です。
              謎の深海生物と同じくらい、町内会の力関係が深刻な問題となって目の前に出てくるあたりが、バランスのとれた面白さだとおもいました。
              突発事態に陥ったって、人間は日常生活のしがらみやなにかをなかったことにはできないものなんだな、と思わされます。
              海自の夏木と冬原は、タイプとしては「図書館戦争」の堂上と小牧みたいな組み合わせで、高校生の望も郁に通じるものがあって、有川氏の得意な組み合わせの一つなのかな、と思ったりもしました。

              『空の中』
              自衛隊3部作の3冊目、今回は空自です。
              はじめっから見事に騙されましたけどね、日本語って人称代名詞を使わないで文章が書けるので、名前や職業による先入観を使ってひっかけるのができて楽しいですよね。
              これって翻訳する時どうするんだろう…
              今度のSF要素は、独自の進化を遂げた知的飛行生物。
              その生物との接触で親を亡くした子どもたちの心の葛藤や行動と、生物と交渉を重ねていこうとする大人たち。
              両者がだんだんと重なり合っていって終局を迎えるのが、読んでいて面白かったです。
              後半部分では特に、子どもの心境や葛藤の方に重点が置かれているなぁと思いました。
              鍵を握っているのがその子だということもありますが。
              一方で、大人たちのやりとりもなかなか巧妙で読みごたえがありました。
              ドンパチはほとんどしていないのにこれだけスリルがあるのが、すごいと思います。

              『クジラの彼』
              自衛隊ラブコメ第1弾。
              表題の短編は『海』の冬原のはなし。
              『海』からは夏木の話もあり、『空』からは春名の話が収録されている。
              『ラブコメ』に比べるとタイトルからして落ち着いているので、収録作品も比較的落ち着いて見えるのは、気のせいでしょうか。
              有事のときにああだった人たちが、平時ではどんなかんじなのかを見られるのが、なかなか楽しかったです。

              『ラブコメ今昔』
              自衛隊ラブコメ第2弾。
              最初と最後がつながっているので、オムニバス形式だけど全体が程よくまとまっている作品です。
              ラブコメとシリアスのさじ加減がほんとうにウマいよなぁ、と思わされます。
              一番好きなのは、どれだろう。やっぱり千尋ちゃんの話かな。



              まだまだ感想かけていない作品が多いですが、今日はこの辺で。

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              有川浩 小説 読書感想 ラブコメ 
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                『レインツリーの国』有川浩

                 前回も書きましたが、とにかく読み終わった本がたまっているので、質より量で書いていきます。

                最近止まらぬ有川病です。
                有川浩作品を読みまくっています。

                今回は『レインツリーの国』

                『図書館内乱』で小牧さんがまりえちゃんに勧めた本です。
                ちょうどいい本がないなら書いちゃえばいいじゃない、というかのように、架空の本を現実にしてしまうのがすごいですね。


                <あらすじ>

                10年前に完結したラノベの感想を通じて、ネット上で知り合った「伸」と「ひとみ」。
                メールのやりとりを繰り返すうちに、ひとみに会ってみたくなった伸は、直接会うことを提案する。
                しかし、実際に会ったひとみは、伸の受けていた印象とどこか違っていた。
                そのことに苛ついた伸は、別れ際に怒鳴りつけてしまう。
                実は、ひとみは聴覚障害者だった。
                お互いにどう接すればいいのか、試行錯誤しながらも歩みよろうとするふたり。
                自分の痛みと人の痛みに、どう折り合いをつけていくのか。
                青春菌満載の、静かな恋愛小説です。

                <ここまで>

                わたしは『図書館内乱』を読んではじめて、聴覚障害のことを知ったクチです。
                なので、この話も新たな知識源になりました。
                障害を持つことの大変さは、本を読んで想像するしかないのです。
                が、誰でも辛いことがあるもんなんだから、そういう意味では人間だれもが同じだよ、というスタンスも持っているのが、この本の底力です。
                むだに感傷的にならない有川さんの小説のスタイルが、ここでも如何なく発揮されています。

                扱っているテーマがテーマなので、ほかの恋愛ものに比べたらコメディ度はぐっとさがりますが、たまにはこういう静かな作品もいいものですね。


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                有川浩 図書館戦争 レインツリーの国 読書 読書感想 小説

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                  『3匹のおっさん』 有川浩

                  還暦を迎えたジジイおっさん3人組が、私設自警団を結成!
                  家族友人知人の平和を守るために戦う、痛快活劇!!

                  定年退職したキヨ、店を息子に譲ったシゲ、工場経営のノリ。
                  かつての「3匹の悪ガキ」が、「3匹のおっさん」として、ボランティアなのか遊びなのかともかく町内の見回りを開始。

                  カツアゲに痴漢騒動、詐欺に動物虐待など、身近な人たちが巻き込まれた事件を次々解決していくのは愉快痛快。
                  実際に遭ってみないとわからない、そういった犯罪の事情なんかも分かりやすく説明されているので、読んでいて「なるほどなー」と思うこともしばしば。
                  事件解決ものなので、推理っぽいところもまた楽しい。

                  いい歳したおっさんたちが竹刀やらなにやらを振り回して戦うのもおもしろければ、
                  まだまだジジイとはいわれたくない微妙なお年頃っぷりもおもしろい。

                  キヨの孫の祐希やノリの娘の早苗も加わって、なんだかんだとおっさんたちの活躍は続く。
                  活劇のおもしろさのほかに、夫婦関係や親子・爺孫関係、友人や知人との付き合いなど、人同士のかかわりを丁寧に書いているのも、この作品の魅力のひとつ。

                  いくつになっても、人とかかわることって大変なんだなぁと思ったり、そこにも味があっていいなぁと思ったり。
                  あっという間に1冊読み切ってしまえるおもしろさ。やっぱり有川さんの文章は読みやすいなぁと実感しました。

                  続編も出ているので、近いうちに読みたいです。

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                  小説 読書感想 有川浩 図書館戦争 アクション
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                    『マスカレード・ホテル』東野圭吾

                    『マスカレード・ホテル』東野圭吾

                    東野作品は『名探偵の掟』&『名探偵の呪縛』しか読んだことがありません。
                    あれはメタミステリなので、東野圭吾の普通の(?)ミステリを読むのは今回が初めてです。

                    なんでこれにしたかって、シリーズものじゃないからというのと、「マスカレード」(仮面舞踏会)という題名に惹かれてですよ。
                    完全に趣味。
                    なので内容知らないで読みました。


                    舞台は東京の一流ホテル。
                    連続殺人事件の次の犯行現場になる、ということで、警官がホテルスタッフに変装して捜査をすることになった。
                    フロントスタッフの山岸尚美は、新田浩介という警察官を受け入れることになる。
                    お客様第一のホテルの姿勢に不満と疑問をもつ新田と、人を疑ってかかるような警察の態度に反発する尚美。
                    犯行予告日まであと10日。
                    ホテルにはひきも切らず変わった客が訪れる。
                    そのなかに犯人はいるのか、これまでの事件と今回の事件の関係は、いったい犯人はどんな人物なのか。
                    そしてやってきたXデイ。
                    警察は殺人を未然に防ぐことができるのか。



                    連続殺人事件の捜査を主軸に、ホテルで起こる珍事件を列挙しているので、まるでオムニバスのようにも読めます。
                    まったく関連性のない客たちの話の合間合間に事件の捜査は進んでいって、最後の大詰めを迎えるわけですが、そこに至るまでぐいぐい引っ張られてしまいます。
                    ゆるく独立したエピソードの中に、事件に深くかかわるものがあるのだろうと思いながら読んでいるのですが、わたしは基本キャラ読みで推理しながら読んだりはしないので、誰だろうなー、くらいの軽さで楽しみました。

                    また、尚美と新田それぞれの仕事ぶりや、組織としてのホテルや警察のこと、人物描写もしっかりと書きこまれていて、とても読みごたえがありました。
                    ほかの東野作品も読みたくなります。


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                      『わたしのマトカ』片桐はいり

                      評価:
                      荻上直子,トゥオモ・ヴィルタネン,群ようこ
                      バップ
                      ¥ 3,672
                      (2006-09-27)

                       このところ評論系しか読んでいなかったので、久しぶりに軽いものが読みたかったのです。
                      で、先日古本屋で見つけたのが、この本でした。

                      表紙から漂う北欧臭。
                      しかも私の好きな青緑系です。
                      片桐はいりという名前に何となく見覚えがあるなと思ったら、映画「かもめ食堂」の大きい人でした。
                      あの映画は好きなので、購入決定。
                      ちなみに「かもめ食堂」は、フィンランドで食堂をしている日本人女性と、そこに集まってきた変な人たちのゆるい日常の映画です。
                      ふだんは、エッセイってあまり読まないんですけど。

                      『わたしのマトカ』
                      マトリョーシカの一種か何かかしらと思ったのですが、フィンランド語で「旅」のことだとか。
                      全然ちがった。

                      普段は徹底的に下調べをして旅行にいくという片桐さん。
                      でもフィンランドは、「出張だし」ということで、なにも調べずに行ったそう。
                      撮影の1か月の間に出会った、フィンランドという国とフィンランド人についてのおもしろいエピソードがいっぱいです。
                      ところどころに片桐さんの旅遍歴の話も織り込まれていて、さりげなくディープな内容になっています。

                      片桐さんの旅スタイルのひとつ、とにかく現地の乗り物(タクシーではなく)を使う、というのは、私もなじみのあるスタイル。
                      空港までも、できればタクシー以外を使うし、トラムにバスに地下鉄とと、そこの人の生活に密着した乗り物を使うのが好きです。
                      地上なら、町並みも見れますしね。


                      フィンランドには1度だけ行ったことがあります。
                      夏のいいところがたっぷり残っている8月で、天気はいいしご飯はおいしいし。
                      サウナに入って湖に飛び込むのもしました。
                      きっとあれは一生に一度の体験だったなぁ。

                      そんなわたしが覚えているフィンランド語は、kiitos(ありがとう)のみ。
                      狙ったわけでもないんですが、神楽坂のキイトス茶房でお茶を飲みながら読みました。

                      フィンランド、またいきたいなぁ。

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                      [検索ワード] エッセイ かもめ食堂 片桐はいり 読書感想 旅
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