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    ホビット&ロードのロケ地を訪ねる、NZ旅行覚書

    半年以上放置していて本当にすみません。。。
    ちょこは元気です。いろいろ忙しくしております。
    映画(ホビット3)の感想も途中だったのですが、書く前にBBCのほうでなんとなく言いたかったことを書いてる記事を読んでしまい、それで満足してしまいました。DVDが出たら書くかもしれませんが、今のところ保留です。


    さて、ずいぶん前のことになりますが、3月に「ホビット」&「ロードオブザリング」のロケ地をめぐる、弾丸ニュージーランド旅行を決行してきました!
    すんごく楽しかったです。
    そして感動しました!
    NZ、映画関係なくリゾートに行くのでもおすすめです。

    あらゆる感想を書いている時間が今のところないので、とりあえず忘備録的に、私が使ったサイトや情報をまとめておきます。
    これからロケ地にいこう!という人の助けに、少しでもなればいいなあと思います。



    JUGEMテーマ:ファンタジー映画全般
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      "The Last Battle" the Chronicles of Narnia by C.S.Lewis

      評価:
      C. S. Lewis
      HarperFestival
      ¥ 2,890
      (2004-07-06)

       久しぶりにどうしても読みたくなって、読みました。
      C.S.ルイスの「ナルニア国年代記」最終巻『さいごの戦い』です。
      翻訳は、瀬田貞二氏のすばらしい日本語がありますが、今回は原書で。


      本が好きな人は誰しも、人生の友となる本を持っていると思います。
      わたしにとっては、ルイスの「ナルニア」がそれです。
      もう人生の半分以上、愛読しているのですが、まったく色あせることがありません。


      そんなわけで、今回書く感想は、9割自分のためです。
      手近にこれだけの熱い(暑苦しい)思いを聞いてくれる人がいないので(笑)
      1割は、「それでも読んでやるよ」という方のため。
      そのなかに一人でも、「同意!」という人がいたら、それほどうれしいことはありません。


      とはいえ、まずは定石通り、作品紹介から。
      思いっきり最終巻なので、ぜひほかの巻からお読みください。

      【世界観】
      ナルニア:偉大なライオン・アスランによって創造された世界にある国。中世ヨーロッパ風。人間が王だが、人間のほかに、フォーン、セントールなどの神話の生き物、ものいうけものなどが一緒に暮らしている。
      おおむね平和だが、たまにその世界の住人には手におえないような事件が起こり、こちらの世界からナルニアを訪れた子どもたちが、平和を取り戻す手助けをする。

      アスラン:偉大なライオン、ナルニアの創造者、海の向こうの大帝の息子。普段はナルニアにいないが、何かあると現れたり、助け手を送ってくれたりする。みんな大好きアスラン。

      1巻『ライオンと魔女』:ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人がナルニアに訪れる。白い魔女による百年の冬を破り、春を取り戻す。
      2巻『カスピアン王子の角笛』:ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人ふたたび。正しいナルニアを取戻し、カスピアンを王位につける。
      3巻『朝びらき丸 東の海へ』:エドマンド、ルーシー、ユースチスの3人が、カスピアンと一緒に東の海へ航海に出る。
      4巻『銀のいす』:ユースチスとジルが、荒野の魔女に囚われた王子を助けに行く。
      5巻『馬と少年』:ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人がナルニアにいた時代の話。少年シャスタと馬のブリーが、カロールメン国から逃げ出し、故郷へ帰る。
      6巻『魔術師のおい』:ナルニアの創造。ディゴリーとポリーがナルニアを訪れる。ナルニアに悪が入り込む。
      7巻『さいごの戦い』:ナルニアの滅亡。ユースチスとジルが参戦。


      あらすじを書こうかと思いましたが、感想が入り組みそうなので、割愛します。



      「続きを読む」から、愛が重すぎる感想と考察なので、ネタバレが困る人は回避してくださいませ。

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        Moleskine好きでホビット狂向け

         ここ数年、手帳はMoleskineを愛用しています。
        ソフトカバーのやつ。
        シンプルで使いやすいので好きなんです。
        まだ来年の分を買っていなかったので、今日ロフトに行ってかってきたのですが…

        ホビットの限定版ノートが出てるし!!!!

        わーわーわーお金ないのになー

        と思いつつ、きっちりカードで買ってきましたとも。
        マニアの心情をよく理解していらっしゃいますね、Moleskineさん…

        2種類×2サイズありまして、紺のカバーが無地、臙脂のカバーが罫線ありです。
        紺のほうは、黒ではなれ山までの地図が印刷してあります。
        で、はなれ山のところに赤のメタル版押しで、スマウグのシルエットが入っています。
        臙脂のほうはあれかな、ホビットの初版表紙のデザインの、スマウグのシルエットがメタルで版押し。
        一見すると無地なので、とてもスタイリッシュです。
        かっこいい。

        おまけとして、中のポケットにはなれ山までの地図が入っています。
        ほんとうによくわかっていらっしゃる。。。

        私は無地のほうが使いやすいので無地にしました。
        サイズは持ち運びしやすく小さいほうで。
        何に使おうかなーとわくわくです。
        来年になってもまだ売ってたら、大きいほうも買おうかな?
        ガラが違うから臙脂のもほしいなー。

        アマゾンでも売ってましたので、ホビット好きな人は買っとくべき。


        [検索ワード] Moleskine Hobbit ホビット 限定版 ファンタジー
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          『炎路を行く者』守り人短編集2/上橋菜穂子

          守り人短編集2です。
          割と最近出たんですね。

          前半はヒュウゴ、後半はバルサの話です。

          あとがきによると、「炎路」は『蒼路』より先に書かれたそうです。
          確かに、これが先に世に出ることがあってはいけなかったなと思う。

          蒼路の時にチャグムを捕えておきながら、チャグムの不利になるようには動かなかった男がなんだったのか、彼の背景が分かる話です。

          王の盾の息子として育ち、国に忠誠を誓っていたヒュウゴの日常が、タルシュとの戦で変わってしまう。
          身を落とし、平民でしかもごろつきのように過ごすヒュウゴにあったものは、自分と国に対する誇り、恩人リュアンとのその父親への感謝と恩義。
          ヒュウゴとリュアンをつないでいたのは、ナユグの魚。
          ヒュウゴはナユグが見えないけれどこの生き物とは相性が良く、ナユグをみれるリュアンともそれのおかげで信頼関係というか絆ができたわけで。
          それで、ナユグに吸い寄せられるようなチャグムにも惹かれたし、結局相性が良かったんだと思います。

          自分が平民の暮らしを一度体験しているから、おなじく平民暮らしを知っているチャグムを道具以上に扱ったのかなとも思います。

          チャグムは水を通って、ヒュウゴは火を通って生き延びた。
          そんな感じに、共通点はあっても同族ではなく、でも対になる存在として書かれているんですね。


          次。バルサ15歳の話。
          商隊の護衛→はめられてバルサ負傷→町で店の護衛→バルサ単独行動

          バルサのジタバタっぷり。
          自立心とまだまだ一人前になれないことへの憤りでもだもだする15歳の話。
          ジグロが自分のために捨てたものを思って、早くどうにかしたいと思うのに、どうにもならない焦燥感。
          ジグロは、自分さえいなければ<王の槍>として地位も名誉も静かな時間もある人生を送れたはずで、それがわかるからどうにかしたいと思う。
          でも、詰めが甘くていつもジグロに助けられてしまう。
          そんなバルサの思春期。

          ジグロがとてもいい師匠で保護者でお父さんだな、と思わせる作品です。
          バルサはチャグムを見守ることで、ジグロの気持ちを理解していくのではないでしょうか。


          ヒュウゴの話のほうが長いせいか、バルサの話は印象が薄かったです、。
          話の流れが、前回の短編集の最後の方と似ていたせいかもしれませんが。




          [検索ワード] 守り人 炎路を行く者 上橋菜穂子 児童文学 日本 読書感想 短編集 ファンタジー

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            『エイブ・リンカーン』吉野源三郎全集 

            これまた必要に迫られて読みました。
            アメリカ大統領リンカーンの伝記です。
            ジュニア版なのですが、内容みっちりでした。

            文章が「ですます」調なので、物語といった感じ。
            少年時代から時系列で暗殺まで。

            アメリカの歴史にはとんと疎いので、大変勉強になりました。
            南北戦争とか奴隷解放とか、断片としては知っていたけれど、それがどのあたりの時代にどういう風に起こったのか、分かりやすかったです。

            奴隷制度廃止に至るまでの戦いのなんと長いことか。
            彼は政治家になることを求めたのではなく、自分の信念ーそれはつまり人道的信念なんだけどーのために、最終的に大統領になってしまっただけで。

            リンカーンの素朴な人柄と断固とした熱意が伝わってくる作品でした。

            リンカーンの演説はほとんど引用されていません。
            あんまりやると難しいからだろうなと思います。
            でも要点とか雰囲気は伝わってくる書き方でした。


            伝記というのは面白いもので、著者は直接リンカーンを知らないし演説を聞いたこともないのに、これだけいきいきした描写をする。
            当時の記録や伝聞から情景を想像するんだろうけども。
            伝記は決してノンフィクションではなく、事実を元にしたフィクションだと思います。


            ところで、年表見たらリンカーンの生まれが1800年代初頭→オースティンがいろいろ書いてる頃。
            なんかすごい。
            歴史がこんな風につながると、ほんと多種多様だと思う。
            世界のあちこちで、一時代のうちにいろんなことが起こってるのですね。


            <蛇足>
            とにかくリンカーンさん胸熱だったけど、アメリカ人は彼をヴァンパイアハンターにして平気なんだろうか(笑)→「リンカーン 秘密の書
            とんでも作品だと思ったら、まさかのティム・バートン制作でした。
            アメリカの何でもありっぷりがまさにアメリカです。




            「検索ワード」 エイブラハム・リンカーン リンカーン アメリカ 伝記 吉田源三郎 読書感想

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              『流れゆくもの』守り人短編集1/上橋菜穂子

              守り人を全巻読み切った勢いに乗って、短編集も読みました。
              短編集は2冊あって、こちらが最初の方。
              タンダとバルサの話です。
              まだ二人とも子どもなので、なんだか初々しいです。


              以下、軽いネタバレを含む感想。

              タンダとバルサの話。タンダ視点。
              タンダの村の生活とトロガイ師のところに身を寄せているバルサ。
              タンダはまだ家族との暮らし(10歳くらいだし)だが、畑仕事よりも自然や生き物のほうが気になる様子。
              まだナユグのことは知らないが、見えるような気がする感じ。
              タンダよりもバルサの方が年上だったらしい。

              戦うものとして生き物の動きや何かを捉えるバルサと、自然に溶け込むように感じるタンダの違いが印象的。


              『天と地の守り人』でも少し出てきたけど、バルサと賭け事の話。
              バルサ自身の話というよりは、老いた賭け師の生き様を垣間見る感じで。
              自分が金銭関係なく全力を込めてきた作品が、最後の最後に金の対象になってしまたことへの淋しさ…かな?
              その姿にバルサが何を思ったのか。


              ジグロが熱を出す話。
              階級差がちらほらと感じ取れる。
              用心棒はどんなに強くても下層階級なんだな、と思うと、王の槍の地位を捨てたジグロが胸熱。
              バルサがどれほどジグロを頼りにしているかと、出来るだけ独り立ちしようと思っていることが感じられる。
              バルサはまだ戦い慣れていない。
              いや、慣れてるんだけど、まだ状況についていけなかったりする様子が、何とも初々しい。

              護衛の話。
              これまでは男の子扱いだったのに、だんだん娘扱いが増えてきて変な感じがするバルサ13歳。
              バルサが初めて人を殺す話。
              いっときとはいえ、自分を可愛がってくれた人。
              チャグムが初めて人を殺した時もそうだったけど、その重さを背負っていくというのはどんなものなんだろう。
              商隊の護衛という、これも『天と地の守り人』で出てきたネタだが、バルサの成長っぷりというか、あの熟練度に至るまでの道のりを感じさせる。

              最後に、タンダが暖かい食べ物で二人を迎えるのがいいよね。
              タンダは地に根付いて、バルサは風に流されていくっていうパターンが出来上がっているのが何ともいい。


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              [検索ワード] 流れ行く者 上橋菜穂子 守り人 児童文学 ファンタジー 日本 読書感想
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                『トールキンのホビットイメージ図鑑』/ハモンド&スカル

                評価:
                ウェイン・G. ハモンド,クリスティナ スカル
                原書房
                ¥ 3,990
                (2012-09-20)

                評価:
                Wayne G. Hammond,Christina Scull
                Houghton Mifflin (T)
                ¥ 3,019
                (2012-09-18)

                 図書館にいったら、たまたま新着本の棚にあったので借りてきました。
                出版が9月20日とのことなので、こんなに早く見られるなんて、まさに運命。
                なんたって今年はホビットの年ですからね!!
                取り急ぎの感想なので全体をくまなく読んだわけではないので、ざっと概要を述べたいと思います。


                この本は、トールキンが描いた『ホビットの冒険』の絵100点を収めた画集です(下書きや未採用の版を含みます)。
                物語の流れに沿って絵が並んでいるので、話の筋を思い出しながら眺めることができます。
                挿絵で見ていた絵の下絵なども一緒に並んでいるので、完成版とのちがいも楽しめます。

                絵が並んでいるだけではなく、解説も丁寧についています。
                下書きから完成まで不採用になった版を含めて比較されているため、トールキンがどのように完成絵まで試行錯誤していったか、どのように物語の世界が視覚かされていったかが考察されています。
                本を読んでいるとうっかり読み飛ばしてしまいそうな情景描写を引用し、絵と比較しているので、これまたわかりやすい使用になっています。


                次に本の装丁ですが、日本語版は26.4僉26.4僂函原書(26僉26僉砲反柑ちおおきくなっています。
                これはおそらく、ハードカバーがしっかりしているから…かな?
                色味のほうは、原書と比べていないので何とも言えません。
                いい仕事をしてくれていることを願います。
                私見ですが、私の持っている"The Hobbit"ペーパーバック版の挿絵に比べると、色味が強くて鮮明でした。
                モノによってはちょっときついかな…とも思いますが、どうせ“元の色”は印刷では出せっこないので、これはこれでいいと思います。


                最後に…翻訳の件ですが。
                出版社は原書房、訳者は山本史郎氏です。
                トールキアンならわかると思いますが、つまりそういうことです。

                トールキアンではない方にさらっと説明いたしますと:
                『ホビットの冒険』『指輪物語』『シルマリルの物語』は、評論社から瀬田貞二氏訳で出ています。
                『ホビットの冒険』の原書"The Hobbit"は、原書房から『ホビット』という邦題で山本史郎氏の翻訳でも出ています。

                そのため、『ホビットの冒険』と『ホビット』は、同じ物語でありながら受ける印象がちょいちょい違い、固有名詞の翻訳にも違いが生じています。
                翻訳自体に関してどうこういうことはここでは致しませんが(興味があればググってください)、ま、そんなわけで今回のこの本にも、その余波が生じています。

                ざっと目を通した限りでは、人物名と地名は山本訳が採用されています(例:The Hill→<丘> Thorin→トリン)。
                あとがきには、原書で『指輪物語』にある地名が出てくる場合の訳語は瀬田訳に準じた、とされています。


                なのでねー、瀬田訳で慣れ親しんでいる私には、ちょっと日本文を読むのがおっくうに感じられたわけです。
                何というか、いちいち<山本訳→英語→瀬田訳>変換を脳内で行ってしまうので。
                山本訳『ホビット』に親しんでいる方、そういう違いが気にならない方には、とてもおすすめの本です。

                それが気になってしまうかた、絵だけ見れれば十分な方、むしろ英語でいいやと思う方は、原書のほうをお勧めします。
                いつか原書の方もちゃんと見てみたいです。

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                [検索ワード] トールキン ホビット ホビットの冒険 山本史郎 The Art of Hobbit 画集 イギリス The Hobbit 読書感想 翻訳 ファンタジー
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                  『天と地の守り人(三)』/上橋菜穂子

                  ようやく読み終わりました。
                  先週から、読まなくてはいけない本が山積みだったのでなかなか読めなかったのですが、ようやく…。
                  今回も、2時間くらいで一気に読んでしまいました。
                  それだけのパワーを与えてくれるこの本は、本当にすごいと思います。


                  三部作となった、「守り人」シリーズの最終章『天と地の守り人』の3巻目は、チャグムの故国、新ヨゴ皇国が舞台となります。
                  2巻の最後で別れたバルサとチャグムが、それぞれどのような道をたどっていったのか。
                  静かなハラハラ感がいつまでも続く物語でした。

                  バルサやチャグムだけでなく、タンダ・シュガ・トロガイの行く末も、タルシュ帝国の出す結論も、
                  いろいろな支流が混ざり合ってぶつかり合って、全てを押し流す奔流となっていくようなかんじでした。
                  数百年に一度のナユグの春がもたらしたのは、物語内での水の流れだけではないのです。

                  作者が意図していようがいまいが、つくづく物語内の出来事と物語自体のもつ特徴や個性の関連が、
                  有機的で必然的であることに驚かされます。


                  物語では多くは語られていない、大水からの復興や戦の傷跡から回復することは、
                  それまでの物語と同じくつらさも苦しさも伴っていたことだと思います。
                  ですが、すべてが流された大地に咲く花のように、
                  すがすがしい空気がその下にある重い出来事を覆っていくかのようなラストでした。


                  10巻という長い物語を書けて、チャグムは己がいるべき場所に居場所を見つけ、
                  バルサも自分の生き方に一区切りつけられたことが、とてもうれしく少し切なく感じます。


                  初めて「守り人」シリーズを読んだのは中学生の頃でしたから、
                  正直なところ『神の守り人』以前の話ははっきりとは覚えていないのですが…
                  あ、でも『闇の守り人』でバルサが山の下で戦うシーンは、感覚としてよく覚えています。
                  また改めて、チャグムとバルサの旅をはじめから読んでみたいと思いました。


                  あとは番外編があるので、それもまた楽しみです。


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                  [検索ワード] 天と地の守り人 守り人シリーズ 上橋菜穂子 児童文学 ファンタジー 読書感想 日本文学 
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                    『やかまし村の子どもたち』/リンドグレーン

                    評価:
                    アストリッド・リンドグレーン
                    岩波書店
                    ¥ 672
                    (2005-06-16)

                     ちいさいときに母に読んでもらった、思い出の本です。
                    ちょっと読み返す必要があったので、15年以上ぶりに手に取りました。
                    ほんとうに久しぶりですが、何度も読んでもらって自分でも読んだものは、よく覚えているものですね。


                    スウェーデンの女流作家アストリッド・リンドグレーンの作品で、スウェーデンでの初版が1947年、日本で翻訳出版されたのが、1965年です。
                    リンドグレーンは、何冊もの児童書を書いています。
                    有名なのは、『長くつ下のピッピ 世界一強い女の子』でしょうか。
                    「やかまし村」シリーズは、3巻あり、ほかに絵本で2〜3冊出ています。


                    小さな村のこどもたちの日常を書いた作品なので、あらすじというほどのことはないのですが…

                    主人公(語り手)は7歳のリーサという女の子です。
                    まず、村と子どもたちの紹介がされ、次いでリーサの兄弟のことやおとなりのおうちの子どもたちのことが続きます。
                    そしてリーサの誕生日のこと。
                    学校が夏休みになったこと、夏休みにどんなことをしたかということ。
                    また学校が始まって、秋が過ぎて冬が来て、いよいよクリスマス、というとことまで季節が廻ります。


                    なんてきらきらした生活なんでしょうか。
                    ちいさいとき、外国のこともわからないで読んでもらっていたときも、なんて素敵なんだろうと思っていましたが、
                    今読んでみてもなんて素敵なんだろうと思います。

                    学校に行くのに何時間も歩くのも、冬は雪の中を帰ってくるのも、
                    カブをぬくのも、お人形遊びも、秘密基地も、
                    これほど楽しい物なのかと、わくわくします。

                    なんでわたしは、電車に乗って学校に行っていたんだろう!
                    と思うくらい。


                    この本の中でなによりも好きなエピソードは、
                    リーサの7歳のお誕生日です。
                    ベッドで寝ていると、ココアとケーキを持ってきてくれるなんて!
                    これは、実現しなかったわたしの理想のお誕生日です。
                    プレゼントもまた素敵で、家族のあたたかみがぎゅっと詰まっています。

                    ほんとうにうらやましいこと!



                    ちょっと感傷的なところからはなれて感じたのは、時代背景というか、その当時の様子です。
                    小さい時は、そもそも外国のお話なので不思議にも思わなかったのですが、
                    藁でバケツからジュースを飲んだり、学校と先生のおうちが同じだったり、鉛をとかして兵隊を作ったり、もう今ではありえないだろうことだらけです。
                    あ、電話もないですね。

                    それでも、その生活を不自由だと感じないくらいに、生き生きとした物語です。

                    冬に雪まみれで学校に行って帰ってくることも、
                    スウェーデンほど北だったら、朝は学校につくころにようやく日が出てきて、学校を出るころには日が沈んでしまうのに、
                    何時間かかかる道のりを子どもたちだけで歩くとか(もちろん街灯もないでしょうに)、生活は厳しいはずなんですけどね。

                    でもそんなことを気にするのは、大人だけかな。



                    ところで、実は数年前にスウェーデンに行ったときに、やかまし村も行ってきたんですよ!
                    いつかちゃんとまとめたいと思いつつ、全然まとめられていないのですが。
                    とてもかわいい村でしたが、近くの町から遠すぎて泣けました。
                    でもスウェーデンは(夏は)気候もいいしきれいだしおススメです。



                    [検索ワード] やかまし村の子どもたち アストリッド・リンドグレーン スウェーデン文学 児童文学 読書感想 20世紀
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                      『寺町三丁目十一番地』渡辺茂男

                       めずらしく和物。
                      しかも初版は1960年代という、わたしが読む和物の中ではだいぶ古い部類です。

                      初めて読みましたが、面白かったです。
                      あらすじというほどのこともないので、大筋と感想ごちゃまぜで書きます。
                      下のほうに行くにつれて、ネタバレがちらほら出てきますのでご注意。



                      「これは、昭和十年ごろの
                       福っつあん一家の物語です。」 (扉より)

                      寺町三丁目十一番地に住む福地家は、福っつあんと奥さん、9人の子どもたち、家生さんにお手伝いさんの大家族。
                      物語は、主に三男の仁の視点と写真屋の福っつあんの視点とで書かれています。

                      お父さんの名前が一番に出てきて、しかも物語の地の文にまで出張ってくるのが初めは以外でしたが、
                      自宅兼お店でいつも子どもが目の届く場所にいて、怒ったり一緒に遊んだりするお父さんは、
                      子どもにとても近い存在なんだな、と思うようになります。

                      物語は、一家の日常の中でちょっと変わったことが時系列にまとめられています。
                      福っつあんが馬で学校の写真を撮りに来て、仁が恥ずかしかったこと、
                      新撰組ごっこのこと、
                      朝夕のお勤めとボイコットのこと、
                      お店に泥棒がはいったり、
                      海水浴にいったり、
                      けがをしたり、
                      お祭りがあったり、
                      そして火事にあったり。

                      大事件というほどのことはほとんどありませんが、
                      福っつあんが家族思いで子どもを大切にしていて、
                      子どもたちも福っつあんを尊敬していて、
                      家族中がお互いを大切に思いあっていることが伝わってきます。

                      扉の文章どおり、この物語は福っつあんの家族の物語なんだなぁと思います。

                      最後の章では一家は大変な目に合います。
                      大切なものを失った福っつあんの落胆は、なまなましく読み手の感情を揺さぶりますが、
                      離れ離れになってしまった家族が無事に再会できたときに、
                      まだまだ終わりじゃない、まだ未来がある、と新しい力が湧いてきます。


                      なんとも泥臭いような、生活の匂いがむっとしてくるような、そんな力図よい文章で、
                      わたしにはなじみのない言葉づかいや慣習でも、すごく身近に感じられる、
                      すてきな作品でした。




                      [検索ワード] 寺町三丁目十一番地 渡辺茂男 児童文学 日本 読書感想 家族
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