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    Jane Austen "Pride and Prejudice":エリザベスとダーシーと小説の関係

    今回も、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』の感想です。
    全体的な感想というより、突っ込んだ内容になりますので、未読でネタバレがだめなかたは、今のうちに避難してください。



    以前、BBCのドラマの方の話ですが、

    「リジーははじめっからダーシーの事が気になってたのよ。そうじゃなきゃバカにされたのにあんなに気にし続けることないじゃない」といっている人がいました。

    わたしは、リジーは「嫌い→好き」変化だと思っていたので、「無意識好き→好き」というのは驚きでした。

    で、今回読みながら、その辺も気にかけて見たら、大変おもしろかったです。
    もう、リジーがダーシーを意識し過ぎ。


    オースティンの作品は、ほとんどが主人公の視点で物語が進みます。
    一人称というわけではなくて、主人公が知らないことはほとんど描かれていない、という意味で。
    つまり、語られる物語は、たとえナレーターのコメントや説明が入っていたとしても、基本的に主人公やそれをとりまく人の視点というフィルターを通して、語られているのです。


    (続きながいのでたたみます↓)
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      Pride and Prejudice:装丁の話ととりあえずの感想

      ようやく読み終わりましたー!


      今回読んだのは、ペンギンブックス(Penguin Books)が出している、ハードカバーのシリーズです。
      サイズも厚さも、普通のペーパーバックよりは大きめです。

      このシリーズは、装丁が布張りなため、本棚にちょっと高級感がでます。
      柄は、記事に凹版印刷でインクをのせてあります(=柄のところがへこんでいて、そこにインクを流し込んでる感じ)。
      布自体に染めているわけではないので、扱っているうちにインクが剥げてきます。
      ちなみに私のは、1か月くらい持ち歩いて読んでいるうちに、よく触る部分の柄のインクが少し薄くなりました。
      それも味なので、全く気になりませんが。

      PPは山吹色に黄色インクでシンプルな装丁ですが、Emmaは水色にピンクでかわいいです。
      余談ですが、オースティンの作品ではSSがこの布張り装丁で出ていますが、他3冊は出ていません。
      また、他の作家の本も結構でています。

      中身は、本編のほかに

      * イントロ(年表・参考文献などを含む)
      * 付録(ペンギンで初めて出版されたときのイントロ)
      * 注釈

      が収録されています。
      インロトも付録も読んでいないので、内容は何とも言えません。
      注釈は、本文に番号が振ってあって、後ろについている注釈を引く、という感じです。
      ことばの説明、時代・文化・社会的背景、他の作品への言及、などが含まれます。
      読まなくても問題ないですが、たまに見ると新しい発見があります。


      とりとめのない感想は、続きからどうぞ↓
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        Pride and Prejudice:偏見を持っていたのはだれか。

         相変わらず、Jane AustenのPride and Prejudiceを読んでいます。
        楽しいです。進んでないけども。

        邦題は2つあって、『高慢と偏見』と『自負と偏見』。
        高慢も自負も、どっちも含んだ意味なので、どちらでもいいのですが、
        私は前者のほうが耳馴れています。


        だいぶ昔にも記事を書いていますが、一応話の説明を。
        作者はJane Austen(ジェイン・オースティン)。
        イギリスの18世紀末の作家です。
        彼女か書いた長編小説は6冊で、『高慢と偏見』は出版順では2冊目です。

        さくっとあらすじを紹介すると:

        機知に富んで明るい性格のエリザベスは、気位の高いダーシー氏が気に食わない。
        ところが、姉の恋、友人の結婚など様々な出来事を通して、エリザベスはダーシーとかかわることになってしまう。
        ダーシーの視線は、次第にエリザベスに向くようになるが、彼女はそれに気づかないまま…

        と、いうわけで、とてもラブコメです。
        映像化は、有名どころでは95年BBC版のテレビドラマシリーズ、「高慢と偏見
        これはジェニファー・イーリーとコリン・ファースがとても素敵な作品。
        そしてコリン・ファースのイメージを、まじめでちょっと不器用だけど情熱的、な感じで定着させた作品でもあります。
        もういっこ、近年のものだと2002年の映画版の「プライドと偏見 」。こちらはキーラ・ナイトレイ。
        個人的には、解釈が単純すぎて好きではないですが。。。


        それはさておき。
        今回読んでいて、第1部を読み終わった時点で気になったのが、
        タイトルにもあるPrideとPrejudiceはだれのものか、という点です。。。

        そんな長くないけどたたみます↓
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          妄想はひろがる:ノーサンガー2 ("Northanger Abbey", Jane Austen)

          評価:
          フェリシティ・ジョーンズ,パトリック・ライアン,デズモンド・バリット,マル・ワイト,マイケル・ジャッド,ジュリア・ダーデン,ジェリー・オブライエン,デヴィッド・ブリテイン,デヴィッド・シーハン,ウィリアム・ベック,ジェイン・オースティン,アンドリュー・デイヴィス,アンディ・ハリース,レベッカ・イートン,チャールズ・エルトン,チャールズ・パティンソン
          ビデオメーカー
          ¥ 3,161
          (2008-09-26)

          評価:
          ジェーン オースティン
          キネマ旬報社
          ¥ 2,310
          (1997-10)

          ジェーン・オースティン原作の『ノーサンガー・アベイ』(内容に関しては以前の記事参照)の映画版。

          オースティンの小説の醍醐味である、ナレーターによる皮肉は影を潜めることになってしまいますが、それを補って余りある出来かと。
          90分程度の短い中に、きちんとエッセンスを盛り込んで話を分かりやすく追っています。

          話の内容を知っているにもかかわらず(知っているからこそ、とも言うけど)、イザベラの自己中ぶりとジョンのウザさにイライラし、キャサリンのおばかちゃんぶりにハラハラし、ティルニー氏とキャサリンの間の空気にドキドキし・・・。
          ティルニー氏はあれだ、持ち前のウィットが映画ではあまり生かされてないですね。それでも充分、彼の愛嬌のある性格は伝わってくるのですが。

          映画ならではだな、と思ったのは、キャサリンの妄想が映像になること(笑)
          ゴシックロマンスに夢中の彼女が、夢の中だろうと馬車の中だろうと、ゴシックな妄想を繰り広げてるわけですよ。
          んで、現実とのギャップがね。すごいのよね。
          そりゃ、ティルニー氏もあきれるよ。


          ところで、この映画版だと(話を分かりやすくするためだと思われますが)、結末がちょこっと変えてあります。
          ハッピーエンドなのは同じなんですけど、ティルニー氏の心境とか、父親との関係とかの説明付けが、小説とは違ってます。
          んー、小説のほうは、最後までオースティンの皮肉のパンチが聞いてるかんじで好きなんですが、映画のほうもふつうに好きかな。

          と、いうか、一番のびっくりは、26歳の青年紳士が18歳の妄想天然少女を本気で好きになることだね。
          どこがいいのかしら。天然でおばかちゃんなところかしら。


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            ゴシック“小説”の草分け:『オトラント城奇譚』 "The Castle of Otoranto: a Gothic Story", Horace Walpole

            評価:
            東 雅夫,エドガー・アラン・ポオ,ホレス・ウォルポール,小泉 八雲,ドモンド・ドウニイ
            学習研究社
            ¥ 1,470

            「ゴシックの起源」という授業で扱ったので、その中では新しい作品でした。
            ちなみに、他のテキストは、

            『タイタス・アンドロニカス』
            『ファウスタス博士』
            『無神論者の悲劇』
            「エロイーズからアバラードへ」
            トマス・グレイ、パーネルetcの詩
            『ミステリアス・マザー』
            あと名前忘れたけどもうひとつ。

            この『オトラント城奇譚』は、ゴシック小説の本当に初期の作品で、それまでいろんな人が使っていた“ゴシックっぽい要素”を、これでもか!!と盛り込んだ作品です。
            ゆえに、ちょっと「???」と思うところもある。

            お化け出してみたけど、あまり意味がなかった、とか。
            全体として、あまり筋の通っているようには見えないのですが。

            でも、当時としてはセンセーショナルだったんじゃないかな、というのはうかがい知れます。
            なんといっても、これ、”小説”なんですよ、劇じゃなくて。
            それまでの英文学の主流は劇や詩など。
            それが小説になったことで、伝達できる内容は格段にあがったと思います。
            だからこそ、これだけの要素をぎゅっと詰め込めたんではないでしょうか。ねぇ。


            さて、邦訳のお話。
            平井呈一氏の訳ですが、とても味があります。
            きっと現代のイギリス人が原作を読んだら、こういう風に受け取るんだろうな、と思われる、とても古い文体で。
            好みは分かれるところだと思いますが、ひとつの芸術作品として、すばらしいのではないかと。

            んが、「さらっとストーリーラインを見ておこう」と思って買った私には、文書の難易度が高くて(笑)はじめの数ページで挫折しました。
            すみません、精進します。


            そしてあらすじもまた今度。



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              ノーサンガー・アベイ /ジェーン・オースティン "Northanger Abbey"


              評価:
              ジェーン オースティン
              キネマ旬報社
              ¥ 2,310
              (1997-10)

              評価:
              Jane Austen,Marilyn Butler
              Penguin USA (P)
              ¥ 766
              なにがおもしろいって、まずナレーションがおもしろい。
              当時流行したゴシック小説(残虐な悪役にヒロインが塔とか城とかに閉じ込められる)をパロディって、ちょっとばかにしたかんじ。キャサリンは元気だけがとりえの頭の悪い広いんだからゴシックのヒロインには向かないし、自ら“ヒーロー”の役どころを馬鹿にしてかかっているティルニー氏もゴシックのヒーロー向きではない。
              途中からゴシックっぽい雰囲気になるけど、やっぱりそれもなんちゃって。

              ティルニー氏はどうだろうね、ダーシー氏ほど魅力的なヒーローじゃないかもだけど、こういう愛嬌のある人も好きです。でもちょっとうざいかもね。キャサリンがおばかちゃんだからつりあうのかもね。


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                ガリヴァ旅行記 /ジョナサン・スウィフト "Gulliver's Travel"


                評価:
                スウィフト,中野 好夫
                新潮社
                ¥ 620
                (1951-07)
                と、いうわけで『ガリバー旅行記』です。
                ちなみに、この方の翻訳は簡潔なのに味わいのある文章で、わたしは好きです。

                今は子供向けの話として知られている『ガリバー旅行記』ですが、そんなことはないんです。これは18世紀の作家ジョナサン・スウィフトの、旅行記パロディ風刺作品です。
                風刺とはんぞや??
                風刺とは、たとえば政治に関する鋭い突込みを、実在の団体個人事件とは関係ないように表現しておきながら、実際はコテンパンにしている、というヤツです。大雑把に言えば。

                そんなわけで、作品全体を通してひたすら風刺のオンパレード。
                第1編は当時のイギリス政府を、第2編はイギリス王室&国家を、第3編は近代科学と祖h区民地問題、第4編はイギリスの思想と理想郷思想ををれぞれ風刺しているそうな。

                別に、巨人とか小人とかが出てくるからって、御伽噺ってわけじゃないんです。

                数あるスウィフトの創作物の中では、ラピュタが一番有名かもですね。
                そう、ジブリアニメの『天空の城ラピュタ』の元ネタはこれです。パズーがスウィフトのこと言ってます。
                とはいっても、ジブリとはまったく別物ですけど。
                ラピュタ人はこと数学と音楽に関してはとても頭がよくて、常に新しい公式とか何とかを考えているんだけれど、自分の考えに夢中になって、人との会話もままならない、そのためいつも下僕を連れていて、絶えずつつかせている、という人種です。
                これは当時のイギリスにおける学問の台頭と、なのにぜんぜんよくならない、どころか変に近代化の波で壊されまくっていくイギリスの古きよき時代のことを指しているそうな。

                まーそんな感じで、いろいろ知りながら読むと楽しいものです。
                知らなくても楽しいですけど。割とグローバルな風刺として通じると思います。特に第4編は。

                あ、それから、『ガリバー旅行記』のなかには日本も出てくるんですよ。
                時の天皇は、丁重な態度でガリバーを歓迎して、イギリスに帰るためにオランダ船(だって日本は鎖国中だもんね)を手配してくれたんだそうな。
                何でかしらないけど、いいイメージでかかれててよかった。
                ちなみに、ガリバーによると、ラピュタは江戸から東東北東に進んだところにあります。


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                  モル・フランダース /ダニエル・デフォー "Moll Flanders"


                  評価:
                  Daniel Defoe
                  Penguin USA (P)
                  ¥ 928
                  (1989-08)

                  ロビンソン・クルーソーの作者、ダニエル・デフォーの小説。主人公モル・フランダースの波乱万丈の人生を、一人称(夏目漱石の『坊ちゃん』風の語り口)で描いた作品。
                  英語は少し古め。単語や言い回しで、現在のものと違うものはある程度ある。

                  話し自体はとてもおもしろく、読みやすい。
                  モルは自分なりのモラル、というか、プライドのようなものは持っているが、一般の道徳観念をまったく持ち合わせていない。
                  何回にも及ぶ結婚(若干、結婚詐欺的なものも含まれる)やスリ行為に対しても、罪悪感を持っていない。むしろ控えめに、しかし嬉々として自分の冒険譚と語っている。その多少居心地の悪いアンチモラル感が、なんとも皮肉的でおもしろい。


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