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    新装版『黄昏の岸 暁の天』(十二国記)/小野不由美

    ようやく書く事ができます。
    『黄昏の岸 暁の天』の感想です。

    いつもどおり、ネタバレ低めのあらすじ→ネタバレしまくりの感想の順でまいります。

    <あらすじ>
    陽子が玉座についてから3年たったある日、満身創痍になった戴国端州将軍李斎が金波宮にやってくる。
    彼女は陽子に戴の窮状を訴え、助力を乞うた。

    6年前、泰王即位から1年もしないうちに、泰王は出陣中に行方不明になり、泰麒は鳴蝕によって姿を消した。
    謀反人は自分に反する者を次々と殺し、もはや戴にはあえて反対する者がいなくなってしまった。

    話を聞いた陽子は、戴をどうにかできないかと、戴の事情を知っていそうな延王に相談する。
    延主従は、他国に兵を遣わすのは天綱に反する大罪だといって陽子を思いとどまらせようとする。
    しかし陽子は、それならば蝕で流された泰麒を探すといい、諸国に協力を求めることにした。

    7国が手分けして蓬莱と崑崙を捜索することに決まり、慶には延・氾主従と連麟がやってきた。
    泰麒の捜索には、麒麟と使令が気配を頼りにするしかなく、捜索はなかなか進展しない。
    不安に押しつぶされそうになる李斎だが、陽子の周囲の人々の献身ぶりに勇気づけられていく。

    とうとう泰麒の居場所が見つかる。
    しかし、泰麒はもはや麒麟としての本性をほぼ失っており、彼の周りでは暴走した使令による穢れが蔓延していた。
    転変もできない泰麒をこちらに連れてくるには、一旦仙に召し上げる必要がある。
    そのため、延王が蓬莱に渡ることになった。

    連れ戻された泰麒はひどい穢れのせいで、景麒や延麒が近寄れないほどだった。
    泰麒は蓬山に運ばれ、どうにか穢れを払ってもらえたが、使令を失くし、角の治癒も叶わなかった。

    しばらくして泰麒は目覚めたが、李斎はどうすればいいのかわからない。
    しかし、このまま慶にいては迷惑になる上に、戴を見捨てることになると泰麒に諭され、戴に戻る決意をする。
    延麒から騎獣を借りた二人は、泰王を探すためにひそかに慶を後にする。

    <あらすじここまで>
    ちょっと、蓬莱側の泰麒の説明をぶっ飛ばしてしまいましたが…
    相変わらず物語が入り組んでいて、あらすじをまとめるのが難しいです。。。

    続きを読むから、ネタバレ入の感想になります。


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      もうすぐ『黄昏の岸 暁の天』が出ますね

      2012年から新装版で出ている、小野不由美の十二国記シリーズ、次の巻は3月28日発売ですね!
      『黄昏の岸 暁の天』
      久しぶりに、陽子メインの話です。

      この巻はすごく好きです。
      登場人物のコンプリート感が。
      これまでの物語が、ここでぐわっと集まる感じがたまりません。

      このブログでは、新装版の感想を毎回くどいくらい書いているのですが、こ今回は諸事情により、感想をあげるのが4月になってからになります。
      いつも読んでくださっている方には申し訳ありません。
      少しお遅くなりますが、必ず書きますので!


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        新装版『華胥の幽夢』十二国記/小野不由美

        発売から3日経ってしまいましたが、読み終えたので感想です。

        今回は短編集。
        内容は以前と変わらず、挿絵の代わりに各話に扉絵が付きました。

        <簡単なあらすじ>
        「冬栄」
        泰麒が漣国を訪れる話。
        自分が麒麟として何もできないことで悩む泰麒と、廉王の交流がメイン。
        戴のいろんな人が出てくるのや、『風の万里〜』でちらっとしか出ていなかった廉麟が出てくるのが見どころ。
        扉絵は戴主従と漣主従。

        「乗月」
        芳の仮朝を支える月渓のもとに、景王の使者が来る。
        どうしても仮王の座につこうとしない月渓の、峯王への思い。
        月渓と使者との会話など。
        慶国官吏の外向きの顔が見れるのがよい。
        扉絵は月渓、かな?

        「書簡」
        楽俊と陽子の文通。
        それぞれ新しい場所で、がんばってるよ、という話。
        雁の大学の様子が知れておもしろい。
        扉絵は楽俊。最近ずいぶんかわいくなりましたね。

        「華胥」
        短編集のメイン。
        正道を求め続けているにも関わらず、沈もうとしている才国の話。
        なぜ国が沈むのか、国の理想とはなんなのか、という話でもあるけれど、
        最後までもやもやした闇が晴れない感じが、なんとも重いですね。
        『丕緒〜』に通じる暗さがあります。
        扉絵は、才主従と栄祝、朱夏、青喜かな?…青喜ってこんなん…?

        「帰山」
        利広と風漢が、沈みかけている柳でたまたま出会って、国について語る話。
        十二国の王朝の総まとめっぽい感じで、この世界を俯瞰で見れる感じ。
        最後の宗一家が和む。
        扉絵は利広と風漢。

        <あらすじここまで>

        『丕緒〜』とは反対に、国の中枢を成す人々の会話がメインです。
        読者としても、別のところで読んだ人たちのことが、端々に出てくるので楽しいです。
        とはいえ、『丕緒〜』で描かれていた人たち同様、偉い人たちもいろいろ悩んだり考えたりしているんだね、というのがわかるので、この2冊の対は面白いですね。

        続きを読むから、ネタバレを含んだ感想になります。



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          新装版『図南の翼』十二国記/小野不由美

           新装版『図南の翼』の発売日でした!
          朝買ってばーっと読んだので、感想などを…

          新装版も、いつの間にか半分を越えました。
          新作長編まで、あと半年くらいでしょうか。
          楽しみです。


          ますはいつも通り、多少のネタバレを含むあらすじから。
          ネタバレ満載の感想は、続きを読むからです。


          <あらすじ>
          王を失って27年たつ恭国は、荒廃が進んでいた。
          麒麟に選ばれるはずの王はいまだいなく、大人たちはただただ王の不在を嘆く。
          豪商の娘・珠晶は、そんな現状に腹を立て、昇山すべく黄海へ向かう。

          12歳の少女の一人旅は困難を極めた。
          騎獣を連れていては宿に泊まれず、困っているところで、おだやかそうな青年・利広に出会う。
          高価な騎獣を連れた利広は、珠晶が昇山するのだというと、宿に泊まれるよう助けてくれる。
          どうにかして黄海の手前の街・乾にたどり着くと、珠晶は黄海で妖獣を捕えることを生業としている、朱氏の頑丘にであい、彼を護衛として雇う。
          頑丘は、小さな子供が昇山するという無謀に呆れてやめさせようとするが、珠晶に言い負かされて、護衛をすることになる。

          年に4回だけ開く、黄海への扉が開かれると、昇山の人間とその護衛たちは、一斉に黄海へ足を踏み入れた。
          黄海は神にも見捨てられた地、妖魔が跋扈する場所だ。
          唯一、黄海を行く者を守ってくれるという犬狼真君の像を拝み、人々は黄海を進んでいった。

          黄海に入った最初の日、珠晶は利広と再会する。
          利広は昇山者ではないが、珠晶と一緒に行くという。
          素人が加わることに頑丘は難色を示すが、利広も腕に覚えがあるというので、一緒に行くことになる。

          数日間、旅は何の問題もなく進んだ。
          珠晶は拍子抜けする一方で、黄海に入って以来、態度がぶっきらぼうな頑丘に、少し不満を持つようになる。
          ある晩、一行が妖魔に襲われると、頑丘は珠晶を連れて真っ先に逃げた。
          剛氏たちも自分の主人を連れて逃げだしたが、珠晶は彼らが襲われた人を見捨てたことに、腹を立てた。

          その様なことが何度もあり、そのたびに珠晶は憤りを感じていたが、ある時、ついに頑丘たちのやり方が心底嫌になり、彼らを離れて、ほかの昇山者の下へ行ってしまう。
          珠晶が頑丘と別れて進んでいた道は、危険な妖魔が住み着いた森だった。
          妖魔の襲撃にあい、馬のあるものは徒歩のものを見捨てて逃げるが、珠晶は1人道を戻り、取り残された随従たちのもとへ戻る。

          このまま道を進んで、途中で分かれた剛氏たちに合流するにしても、危険な妖魔は狩らなければならない。
          珠晶は、頑丘から聞いていた妖魔の弱点を思い出し、人々と協力してどうにか妖魔を仕留める。

          一方、頑丘はあっさり珠晶を見捨てて剛氏たちについてきた利広を、不思議に思っていた。
          利広は、彼には彼の思惑があるのだという。
          ちょうどそのころ、珠晶が身を寄せたはずの一行が追いつき、珠晶が徒歩のものを助けに戻ったことを聞かされる。
          利広と頑丘は、珠晶を探しに戻る。

          どうにか再開した三人だが、頑丘は大けがを負っていた。
          珠晶は頑丘を置いていくことを受け入れず、利広が助けを求めに行くことになった。
          残された二人は、犬狼真君に助けられ、どうにか危機を脱する。

          先を進む集団に追いつこうと、道を急ぐ二人の前に、利広が迎えを連れて戻ってきた。
          その迎えの集団を、珠晶は信じられない思いで見やる。
          そこにいたのは、王を迎えにきた、恭国の麒麟だった。

          <あらすじおしまい>


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            『丕緒の鳥』十二国記/小野不由美

             ついに!
            十二国記待望の新作短編集が出ましたよ!
            小野主上ありがとうございます!

            新装版で続々と発売される「十二国記シリーズ」。
            今回はわたくし、うっかりしてまして、6月28日発売だと思ってたら26日に出ていて、27日に買うことになりました…。

            で、いつもは速攻で感想をブログにあげているのですが、読み終わったのが昨日でして。
            夜は力尽きて書けませんでした。
            いかんです。


            なにはともあれ、今回も簡単なあらすじとネタバレ満載の感想でまいります。
            十二国記読んだことないよ!という方は、ご注意ください。


            今回は短編集。
            表題「丕緒の鳥」、「落照の獄」、「青条の蘭」、「風信」です。
            「丕緒」と「落照」は、雑誌yomyomに掲載されたもの、「青条」と「風信」が新作です。

            長編のほうは、陽子とその周辺が物語の中心ですが、今回の短編の主役は、下級官吏と国民。
            国が荒れている最中に、人々がどのようにもがき続けているのか、を描いた作品だと思いました。

            ざっくりあらすじ(ネタバレ一応なし):
            「丕緒」:式典のための陶鵲を作る官、丕緒は、自分が鵲に込める思いが王に伝わらないことを憂えていた。新王が即位し、否が応でも新しい陶鵲を作らなければならなくなった丕緒が、表現しようとしたものは…

            「落照」:司法をつかさどる官の瑛庚は、凶悪な殺人犯の処遇に頭を悩ませていた。殺刑が禁止されて久しい国で、民衆の要請に沿って殺刑を復活させるのか否か。

            「青条」:木が石化する疫病が広がっていた。地官府の下級官吏の標仲は、友人の包荒とともに、数年かけて特効薬を探し出す。しかし、腐敗した国では、その薬をようやく即位した新王に届けるすべがなかった。標仲は一人、極寒の地を駆ける。

            「風信」:村を追われ家族を失った少女、蓮花は、行きついた先で春官の下働きをするようになる。世間の混乱や災害には全く目を向けずに、ひたすらに暦を作り続ける官吏の姿に、蓮花は憤りを感じつつ、彼らの仕事に興味をもっていく。

            <あらすじここまで>


            表紙と挿絵の話も。
            表紙は丕緒ですね。あまりにも無精ひげのおじさんで、ちょっと意外でした。
            官吏って、もっとピシッとしてるイメージだったので。

            挿絵は、各話の扉絵として4枚です。
            どれも登場人物&小道具ですね。
            丕緒にちょっとびっくりした以外は、これといった感想はないかなぁ、今回は。

            どうも、長編のときの人物の濃さとは違って、人物をとおして描かれていることに、話の焦点があるからでしょうか。

            (感想は「続きを読む」から)

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              新装版『風の万里 黎明の空』十二国記/小野不由美

               3月28日発売で、今日ようやく読み終わりました。
              十二国記新装版の第5巻目です。

              あらすじは多少のネタバレを含みます。
              ネタバレばかりの感想は続きを読むから。


              <あらすじ>
              自分の境遇に不満を抱える3人の少女が、そこから抜け出そうとあがいていく物語。
              全く異なる背景をもつ3人が偶然に出会い、それが慶国を変える流れとなっていく。

              陽子が慶王となって半年ほど。
              この世界のことがわからない陽子は、官吏の顔色を窺って過ごすことに辟易していた。
              国をどこへ導けばいいのか、民は何を求めているのか、それがわからない陽子は、しばらく人里に降りて生活することを決意する。
              景麒が陽子に用意したのは、遠甫という老人が世話をする里家だった。

              日本から常世に流されてしまった鈴は100年のあいだ、才国のとある仙の下働きとして働いていた。
              鈴は自分の身の上を嘆き暮らしていたが、あるとき新しい景王が自分と同じく日本から来たことを知り、景王に会うために慶をめざして旅立つ。
              ようやく慶国につくも、旅で知り合った子どもが馬車に轢き殺されてしまったことから、鈴はその犯人である拓峰の郷長に反逆を企てる一党の仲間に入る。

              民を苦しめていた芳王が討たれ、その娘であった祥瓊は仙籍を剥奪された。
              父王を殺した恵候を恨み、景王となったという同じ年頃の娘を妬んで過ごしていた祥瓊は、景王を弑してやろうと慶を目指す。
              だが、道中にであった楽俊との対話から、祥瓊は自分の視野がいかに狭かったかに気づかされる。
              気持ちを改め慶に向かった祥瓊は、死刑を執行する役人に歯向かってしまい、そこから和州候・牙峰に対する反乱軍に加わることになる。

              陽子は遠甫のもとでこの世の成り立ちと理を学んでいた。
              ある時、里家が襲われて遠甫がさらわれてしまう。
              陽子はその足取りを追う中で、鈴がいる反昇絋の一党に力を貸すことになる。

              拓峰の乱とそれに続く明郭の乱のなかで、陽子は鈴と祥瓊に会う。
              三人はお互いの身の上を語り合い、その中から陽子は国のあるべき姿を見出していく。
              長い戦いの末に乱は終局を迎え、陽子は信頼できる仲間を得て宮中に帰還した。
              そして、自分が目指す国の姿を諸官に告げる。

              <あらずじここまで>

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                もうすぐ『風の万里 黎明の空』がでますね

                 小野不由美の「十二国記」シリーズ新装版、『風の万里 黎明の空』が、今月末発売ですね。
                とてもとても楽しみです♪

                公式サイトにいったら、表紙もちょい見せしてました。
                ガールズ&ボーイズですね〜。

                この話は後半のほうが好きなのですが、以前に読んでから随分と時間がたっているので、今回は前半も楽しめるかなと思っています。


                あとは何といっても、7月の短編集がたのしみですよね!
                「yomyom」掲載分は読んでいるので、書下ろし2編がとくに待ち遠しいです!

                最近は有川作品ばかり読んでいるので、久しぶりに別の作家のを読めそうです。


                0

                  『琥珀の望遠鏡』(「ライラの冒険3」)フィリップ・プルマン

                  ようやくあらすじも終わりです。
                  ウィルとライラが成し遂げることになったこととは、戦いの行方は、そして世界はどうなるのか…。怒涛の第3巻。

                  あらすじは例によってネタバレですので、未読者はご注意ください。

                  <あらすじ>

                  コールター夫人に連れ去られたライラは、山奥の洞窟に隠され、薬で眠らされていた。
                  眠りの中で、ライラは死んだロジャーに会う。
                  助けを求めるロジャーに、ライラは必ず行くと約束する。

                  ウィルは、天使と共にライラを探す旅を続けていた。
                  その途中で、ウィルはついに父親と再会するが、病に侵されていたジョンは死ぬ間際で、ウィルに短剣の所持者の使命を告げて死んでしまう。
                  しばらくして天使の一人がライラの居場所を見つける。
                  しかし、オーソリティー側の天使・摂政メタトロンに見つかり、戦いになる。
                  ウィルと一人の天使はどうにか別の世界に逃げ込んで助かるが、もう一人はアスリエル卿にライラの居場所を知らせに行き、そこで力尽きてしまう。

                  イオレクはセラフィナから、リーがライラの下へ向かう途中で倒れたことを聞き、ライラを救うために別の世界へ行く。
                  そこでウィルと出会い、一緒にライラを助けに向かう。

                  コールター夫人の洞窟には、ウィルたち、アスリエル卿の軍隊、教会の軍隊が集結し、戦いになった。
                  ウィルはどうにかライラを洞窟から連れ出すが、窓を開けようとし時に、短剣がばらばらに砕けてしまう。
                  それでもすでにあいていた窓から別の世界に逃げ込むことができる。

                  ウィルたちには、アスリエル卿のスパイである、戦闘に優れた小人が二人ついてきていた。
                  彼らはウィルをアスリエル卿のもとに連れて行こうとする。
                  しかし、ロジャーを助けるために死者の国に行くと決めたライラは、二人の要求をはねつける。
                  ウィルはイオレクに短剣を直してもらい、スパイをつれたまま死者の国を求めてさらに旅を続ける。

                  一方、メアリーは別の世界にきていた。
                  ダストとの対話から、その世界にとどまることがすべきことだと知り、そこで出会ったミルファというその世界の“人間”とともに生活をはじめる。
                  メアリーはそこで、ダストが本来あるべき流れから外れてしまっていること、それを元通りにしないと、この世界だけではなくすべての世界が崩れてしまうことを発見する。

                  同時に、教会の暗殺者も、「誘惑者」であるメアリーを追って同じ世界にきていた。

                  イオレクと別れたウィルとライラは、ついに死者の世界までたどり着いた。
                  しかし、さらに進んで死者のいるところに行くためには、ライラはパンタライモンと離れなければならない。
                  ライラはロジャーに会うため、ウィルは父親に会うために、苦しみながらもダイモンと離れて、先へ進んでいく。

                  その世界には、死者が幽霊となって囚われていた。
                  ライラは、その世界から死者を開放することこそ自分の使命だと確信し、ウィルと一緒に別の世界への窓を開くための場所を求めて進み始める。
                  ライラはロジャーやリーと再会し、ウィルは父親と再会する。
                  ライラとウィルはついに死者の世界から脱出するための窓を切り開く。
                  ロジャーは喜んでその世界に踏み出し、死から解放されて原子となって世界に戻っていった。
                  しかし、リーやジョン、他の何人かの死者たちは、アスリエル卿の戦いに参加するために、そこにとどまる。

                  アスリエル卿の戦いは、最終局面に達していた。
                  天使の情報から、彼らが戦う相手はオーソリティーではなく、摂政メタトロンだということがわかる。
                  そして、メタトロンもまたライラを狙っていることを知り、ライラとウィルを守るべく、この世界にいるはずの二人のダイモンを探す。

                  まもなく二人のダイモンは見つかったが、それだけではメタトロンに勝つことはできない。
                  ライラへの愛情が虚栄心を上回ったコールター夫人は、メタトロンを誘惑し、アスリエル卿とともにメタトロンを奈落の底へと突き落す。

                  同時に、ライラとウィルも最後の戦いにやってきた。
                  幽霊たちもともに戦い、勝利を収める。
                  ライラとウィルは、自分たちのダイモンを追っていく途中、かつては天使だった、年老いたオーソリティーを見つける。
                  そうとしらない二人が、オーソリティーが入れられている水晶の箱を開けると、オーソリティーは風とともに消えていった。

                  ライラとウィルは、ダイモンを追ってメアリーのいる世界にきていた。
                  ライラを狙った暗殺者は、ウィルを守るために追ってきた天使と相打ちして、倒される。
                  二人はでメアリーと再会し、それぞれの話をする。
                  かつては修道女だったメアリーの話を聞くうちに、ライラは自分の心境に大きな変化が訪れていることに気が付く。

                  ライラはウィルを、ウィルはライラを愛していた。
                  お互いの気持ちを確かめ合い、二人は幸福につつまれる。
                  二人の関係が変わった時、世界のダストの流れは正常に戻った。

                  しかし、二人のダイモンは、魔女から今後のことを聞いていた。
                  ライラとパンタライモン、ウィルと彼のダイモンは、二人が決して一緒の世界で生きることができないこと、世界の窓が開いたままだと、いずれダストがなくなってしまうことを告げる。
                  二人は愛する人とひきさかれることを嘆いたが、それよりも世界を守ることが大切だと分かっていた。

                  ライラとウィルはそれぞれの世界に戻り、世界は正常な姿をとりもどした。


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                  [検索ワード] ライラの冒険 琥珀の望遠鏡 プルマン イギリス 児童文学 読書 読書感想 ファンタジー
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                    『神秘の短剣』(「ライラの冒険」シリーズ2)/フィリップ・プルマン

                    シリーズ第2巻。
                    少年ウィルの物語と、ライラとウィルが出会ってから。
                    ライラについての魔女の伝説が、ようやくわかり始める。
                     
                    今回もあらすじのみ。
                    ネタバレしています。

                    <あらすじ>

                    私たちの世界のオックスフォードに住む少年ウィルには、父親がいなかった。
                    精神に異常をきたしている母は、父の関係で何者かに追われており、ウィルはその男たちから、母を守るので精いっぱいの生活を送っていた。
                    ウィルは、母を知り合いの老婦人に託し、男たちが狙っているであろう父の手紙をもって、逃走する。
                    その際に、男の一人が死んでしまったが、ウィルにはかまっている余裕はなかった。
                    郊外まできたとき、ウィルは目の前の芝生の一部に窓があいていて、おだやかな海辺の町に続いているのを見つける。
                    追跡者から逃げるためにその窓を抜けると、そこは無人になった町のある、別の世界だった。

                    その町で、ウィルはライラと出会う。
                    ライラははじめ、ダイモンをつれていないウィルを幽霊かと怖がるが、ウィルがイオレクのように勇敢な少年であることに気づく。
                    真理計がライラに、ウィルの父親ジョン・パリ―を探す手助けをするようにと告げるので、二人は一緒に行動することにする。

                    二人はウィルのオックスフォードにもどる。
                    ライラはそこで、シャドー粒子の研究をしているメアリー・マローン博士と知り合う。
                    メアリーは、ライラがいうダストが自分の研究してきた物質であることを知り、ダストが語る真実を知る方法を見つける。

                    ウィルの世界に入り込んでいたコールター夫人の仲間によって、真理計を奪われたライラは、交換条件として「神秘の短剣」を持ってくるように言われる。
                    それは、ウィルとライラが出会った町にあり、空間を切ることができるというものだった。
                    ウィルは神秘の短剣を手に入れる代償として、左手の指を二本失ってしまう。
                    その短剣を使って、二人は真理計を取戻し、ウィルの父親を探す旅に出る。

                    道中でその世界の子どもたちに襲われるが、この世界まできた魔女のセラフィナに救われ、二人は旅を続ける。
                    二人は、魔女からこれまでのことを聞く。
                    アスリエル卿が、教会と対立して戦争をおこそうとしていること、魔女の一族がアスリエル卿の側についたこと。
                    リーが、ライラを保護するための道具を持っているというシャーマンのグラマンを捜しにいったこと。

                    オックスフォードでは、メアリーがシャドー粒子と対話することに成功し、彼女の役割が「ヘビ」であること、今すぐ研究所を破壊して、ライラの後を追和なければならないことを知る。
                    身の危険を感じていたメアリーは、その指示に従い、オックスフォードを逃げ出す。

                    リーはついにグラマンを見つける。
                    グラマンは、本名をジョン・パリ―といい、別の世界の人間だった。
                    ジョンはリーに神秘の短剣のことを教え、それがライラを守るという。
                    しかし同時に、短剣の所持者は、オーソリティー(神)に戦いを挑むアスリエル卿を助けなければならない、とも告げる。
                    二人は短剣の所持者を探すために旅立つが、教会の勢力に追われる。

                    コールター夫人は、魔女に伝わる伝説を聞き、ライラが第二のイブとなることを知る。
                    教会は人間を第二の堕落から救うために、ライラの殺害を決める。
                    コールター夫人もそれに賛同し、ライラの下へ向かう。

                    キャンプからはなれて考え事をしていたウィルは、彼をアスリエル卿のもとに連れて行こうとする二人の天使に会う。
                    ウィルはそれに承諾し、いったんキャンプに戻るが、その時にはライラは連れ去られていた。
                    そこに残されていた真理計を拾いあげると、ウィルはアスリエル卿ののところに行くことを拒否し、まずライラを探し出すという。
                    天使たちは、不承不承ウィルについていく。

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                    [検索ワード]:神秘の短剣 ライラの冒険 プルマン イギリス 児童文学 英文学 ファンタジー 読書 読書感想
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                      『黄金の羅針盤』(「ライラの冒険」1)/フィリップ・プルマン

                       大人たちの計画に巻き込まれた少女が、運命に導かれつつ、もろもろの世界と宇宙の行く末を担うことになる。
                      同時に、少女と少年が子ども時代を経て、大人になっていく物語でもある。

                      あらすじを書いたらものすごく長くなったので、考察や感想は後日書きます。
                      基本ネタバレなので、未読の方はご注意ください。


                      <あらすじ>
                      ライラの住む世界では、人間は必ず、人とダイモンが一組になっている存在だ。
                      ダイモンはその人の一部だが、同時に独立していて、動物の姿で存在している。
                      例えば、ライラと彼女のダイモン・パンタライモンは、お互いの考えていることもわかるし、かくれんぼをすれば相手がどこにいるかもわかるが、口げんかもするしお互いを諌めたり慰めたりもする。
                      そして、人とダイモンは物理的に長い距離をおくことができず、常に一緒に行動している。

                      ライラはオックスフォードのジョーダン学寮に住む少女だ。
                      腕っぷしが強く、うそをつくのが得意、大胆で生意気だが、仲間には誠実。
                      ある日、彼女はおじのアスリエル卿が行っている、北極での実験の話を盗み聴く。
                      「ダスト」と呼ばれる素粒子があり、それは大人には集まるが子どもには少ないことなどを知る。
                      また、オーロラの向こう側に見える別の世界の存在も知る。

                      そのころ、イギリスでは、「ゴブラー」と呼ばれる集団による、子供の誘拐事件が多発していた。
                      ライラの親友ロジャーもゴブラーにさらわれてしまう。

                      アスリエル卿がオックスフォードを去ったころ、ライラはコールター夫人という、教会評議会の女性と知り合う。
                      ライラは、北極探検をするというコールター夫人の助手として、一緒にロンドンに行くことになる。
                      出発の前、ライラは学寮長から「真理計」とよばれる機械を渡され、それをアスリエル卿のところに届けるようにといわれる。
                      真理計は、ダストの力によって動いており、読み方さえ知っていれば、心に浮かべた質問に、なんでも答えてくれる。

                      ロンドンに来たライラは、しばらくしてコールター夫人が「ゴブラー」であることを知り、逃げ出す。
                      オックスフォードで知り合ったジプシャンに助けられたライラは、彼らの会議に参加する。
                      ライラはその時、アスリエル卿とコールター夫人が自分の両親であることを知り、北極へ向かったアスリエル卿が疾走したことも知らされる。
                      そこでライラは、さらわれた子どもたちを助けにいくというジプシャンたちと一緒に、北極へと向かうことになる。

                      北極へ向かう途中、ライラは王座を奪われた鎧グマのイオレク・バーニソンに出会い、彼が正当な王権を奪還する手助けをする。
                      また、気球乗りリー・スコーズビーや魔女のセラフィナ・ぺカーラの一族を仲間に加え、ゴブラーの拠点となっているボルバンガーを目指す。
                      一行はボルバンガーの近くで襲撃にあい、ライラはさらわれてボルバンガーに収容される。
                      ロジャーとも再会するが、そこで行われている実験の内容を知り、急いで脱走する計画を立てる。

                      ゴブラー―教会評議会が行っている実験とは、子どもとダイモンのつながりを切断し、それによってダストを引き付けることのない大人を生み出すことだった。
                      教会は、ダストを原罪の正体であると考えている。
                      しかし、ダイモンと切り離される恐ろしさ―精神的肉体的苦痛をもたらし、時には死に至らしめる―を習うまでもなく知っている子どもたちは、ライラの計画に従って、研究所から脱走を図る。

                      どうにか脱走し、はぐれてしまったイオレクやジプシャンたちと再会したライラは、今度はアスリエル卿を助けるために北極を目指す。
                      アスリエル卿は、囚われていながらも実験を進め、オーロラを破って別の世界に行く最終段階にたどり着いていた。
                      彼が必要としていたのは、その機械を作動させるだけのエネルギーで、それは子どもとダイモンを切り離す時に発せられるものだった。

                      ライラとロジャー、ライラを追ってきたコールター夫人、ジプシャンやイオレクたちが北極に集まり、戦いが起こる。
                      そのさなかに、ロジャーが捕まってしまい、機械は作動した。
                      大きな爆発が起こり、アスリエル卿はオーロラを越えていった。
                      そしてライラも、オーロラの向こう側へ渡っていく。


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